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2024年はいつ?意外と知らない「節分」の意味と言葉の由来

2024.01.31

毎年2月に訪れる節分。単に「豆まきの日」と認識している方も多いかもしれないが、実はその歴史は古く、意味のある行事であることをご存知だろうか。

本記事では、節分の由来から豆まきの基本、節分の食べ物や飾り物について紹介する。節分の意味を理解したら、より当日を楽しめるはずだ。

節分とは

節分は元来「季節を分ける」という意味で、各季節の始まりの日の前日、つまり「立春・立夏・立秋・立冬の前日」を指す。

日本では明治6年以降、新暦(グレゴリオ暦)に移行したが、それ以前は月の満ち欠けと太陽の運行を基にする「太陰太陽暦」(旧暦、天保暦)が用いられていた。旧暦では、立春に一番近い「新月の日」を元旦としていたことから、現在の節分以降の時期が新年と意識されていたようだ。

ちなみに、英語圏では節分の風習はないため「The Last Day of Winter」「The day before the beginning of Spring」などと表現される。

説明できる?「節分」の正しい意味、歴史、豆まきの仕方を解説

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節分の風習はいつから

節分の風習は、中国から伝わった「追儺(ついな)」と呼ばれる宮中行事が始まりとされている。かつては季節の変わり目、つまり立春前後には邪気(鬼)が生じると言われており、悪霊ばらいの行事が行われていた。「儺」の字には「はらう」の意味があり、人を苦しめる疫鬼(えきき)たちを恐れさせるための舞などが行われていたようだ。

これが平安時代に日本に伝わり現在の節分の元となった。日本では大晦日にあたる節分に、陰陽師が厄や災難を払い清める行事を行っており、その風習が全国的に広まったという説が有力だ。

節分はいつ?いつも2月3日とは限らない!

「節分=2月3日」というイメージが強いが、実は節分の日にちは変化することをご存知だろうか。2024年の節分は2月3日だが、2025年の節分は2月2日になる。

節分の日に行われる行事とその由来

節分に行われる代表的な行事、豆まき。各地では、芸能人が神社やお寺で豆まきをするイベントが行われ、保育園・幼稚園・高齢者では出し物が催されることもある。

「お面を被り”鬼役”をするのはお父さん」という家庭も多いかもしれないが、本来は「家主」や「年男」「年女」が豆まきを行うのが正しいとされている。

節分で豆まきをするのはなぜ?

豆まきの由来

豆まきも、先述したとおり中国の風習が日本に伝わったとされている。豆は「魔滅」(魔が滅する)を表すことから、無病息災を祈る意味があるそうだ。また、かつての日本で鬼の目に豆を投げつけて退治したという話から、「豆=魔目」の意味という説もある。

どんな豆を使えばいい?

北海道や東方地方、九州の一部では大豆ではなく落花生が用いられることは有名だが、関東地方は、五穀の中で”穀霊”が宿るといわれる大豆で豆まきをするのが一般的だ。「豆まきに使った豆から目が生えることは縁起が悪い」とされていることから、「炒った豆(福豆)」を使うのが良いとされている。また、炒ることで「鬼を封じ込める」という意味もあるようだ。

豆を食べる

「鬼は外、福は内」と声を出しながら福豆を撒いたら、年齢の数だけ豆を食べる。豆を食べる行為にも、厄除や健康祈願の意味が込められているため家族全員の年齢分の豆を残しておこう。

余った豆をそのまま食べるのもいいが、レシピを見ながら「炊き込みご飯」を作ってみるのもおすすめだ。ただし、ヘルシーな食材としても知られる大豆だが、「カロリーゼロ」ではないため食べ過ぎには注意しよう。

節分に食べる食べ物と飾り物

節分には、その日に食べると縁起が良いとされている食べ物がある、また、一部の地域では、あるものを玄関先に飾る風習もあるようだ。

恵方巻、豆、イワシ、意外と知らない節分の日に食べる物の意味と由来

節分の食べ物・飾り物

節分の食べ物

お正月におせちを食べるように、節分にもその日に食べると縁起が良いとされている食べ物がある。その代表例が、「いわし」と「恵方巻き」だ。

「いわしはあまり馴染みがない」という方も多いかもしれないが、鬼がいわしのにおいを嫌うことから、鬼除け・厄除けの意味があるとされている。後述するが、柊(ひいらぎ)の枝に、いわしの頭を刺した「柊鰯」を飾る地域もある。

また、最近全国的に節分の代名詞となってきた「恵方巻き」は、関西発祥の風習とされている。毎年異なる方角を向いて、無言で太巻きを食べることで無病息災や家内安全を願う。ちなみに2024年の恵方は、「東北東」だ。

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節分の飾り

平安時代には、節分に魔除として門口に「柊(ひいらぎ)の枝」とボラの頭「なよし」を指した「注連縄(しめなわ)」を飾る風習があった。その後「ボラ」から「いわし」に変わり、柊の枝にいわしの頭を指す「柊鰯(ひいらぎいわし)」を玄関先などに飾るようになったようだ。今でも、奈良を中心とした関西圏、福島・関東の一部でにいわしを飾る風習が残っている。

「柊鰯」を模したグッズも100均などで販売されているため、いわしや柊の枝を準備できない方は活用しよう。子供と一緒に節分の行事を楽しむなら、折り紙などの手作りの飾りを作るのもおすすめだ。おしゃれな工作で部屋を飾って、新年を迎えてみては。

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文/oki

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