年齢を重ねてくると、おしゃれなレストランなど、ちょっとリッチなお店に行く機会も増えてくる。そんなワンランク上のお店では、クレジットカードで支払いをするときも、「かっこつけたい!」と考える人もいるのではないだろうか? この記事では、クレジットカードの「ステータス」を解説しつつ、その魅力や疑問にお答えしていく。
【参考】
どんな意味があるの? クレジットカードのステータスとは
クレジットカードにおける“ステータス”とは、持ち主の社会的な地位の高さや信用を、カード会社が認めた証だ。クレジットカードのステータスが上がるほど、審査は厳しくなる。どんなに欲しいクレジットカードがあっても、審査に通らなければ持てないだけに、所有すること自体が信用の証明になるというわけだ。
ステータスのわかりやすい基準の一つとして、クレジットカードの「格付けランク」がある。ステータスの高い順に、ブラックカード、プラチナカード、ゴールドカードなどがある。その下が、カードに特別なカラーのない一般カードだ。
ここで注意したいのが、たとえば同じ“ゴールドカード”であっても、カード会社が違えばステータス性も違うということ。クレジットカードのステータスは、カード会社のブランドイメージや審査の難易度など、さまざまな要素が組み合わさっていることを覚えておこう。
【参考】
クレジットカードを申し込んでも作れない理由とその理由を調べる方法
最高峰に格付けされる、ステータスNo.1のクレジットカードとは?
誰もが憧れる、現時点で最高峰のステータスカードといえば、「アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード」だ。最上位のランクであるブラックカードは、一流企業の社長や芸能人が持つと言われている。
審査には自分から申し込めず、インビテーション(招待)が必要。年会費はなんと30万円超えと非常に高額だが、専属のコンシェルジェ(秘書)がつき、入手困難な宿泊先やチケットの手配など超VIPな優待サービスを受けられる。
高ステータスのクレジットカードを所持する必要性があるのはこんな人
一般カードと異なり、年会費の高い高ステータスのカードを、わざわざ持つ必要があるのはどんな人だろうか?
おすすめなのは、旅行や出張などで移動が多い人や、ビジネスで接待をする人だ。高ステータスのクレジットカードには、秘書代行サービスが無料でついているものが多い。カード会社のコンシェルジュが、ホテル探しや接待に使うレストランの予約、チケットやお土産の手配などを代行してくれて便利だ。年会費が3万円台と、リーズナブルなものもあるので、検討してみてはいかかだろうか。
ステータスかポイント還元率か、クレジットカード選びで迷ったら?
年会費無料のクレジットカードは、ポイント還元率の高いものが多い。一方、高ステータスのクレジットカードは、年会費はかかるものの、質の高いサービスを受けられるのが魅力だ。
どちらのクレジットカードが、自分の生活に合っているのかは、やはり実際に使ってみるのが一番だ。年会費が無料のゴールドカードもあるので、気軽に試してみよう。
20代で持つクレジットカードは、将来の高ステータスカードを持つための布石
社会人になったばかりの人も多い20代は、そこまでクレジットカードのステータスにこだわる必要はない。しかし、将来的に高いステータスのカードを持ちたいなら、「利用の仕方」には注意しよう。
たとえばクレジットの返済を遅延するなどのトラブルは、専門の信用機関に記録される。こういったヒストリーは、クレジットカードの審査に影響するので、若いうちから優良な利用履歴を積み重ねておきたい。
【参考】
ブランドの違い、メリット、注意点の解説付き!初めて作る人におすすめのクレジットカード6選
海外でも、クレジットカードのステータスが高いと優遇される!
海外では、日本以上にクレジットカードのステータスが重視される。前述のとおり、その人物の収入や地位を、クレジットカード会社が審査を通じて保証しているからだ。
高いステータスのクレジットカードは、ラウンジ無料や海外旅行の際の保険サービスなども充実している。お店によっては、スタッフが好待遇してくれることもあるので、海外に行くことが多い人には特におすすめだ。
ステータスクレジットカード比較ランキング! 初心者におすすめのプラチナカードTOP10
年会費3万円台以下で所持できるプラチナカードの中から、おすすめの10枚をご紹介する。初心者でも手が届きやすい年会費ながら、一般カードとは一線を画したサービスを享受できる。ぜひ、参考にしてみてほしい。
1位 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費: 2万円(税別)
最高1億円の旅行傷害保険やプライオリティパス、便利な秘書サービスなど、プラチナならではのサービスが受けられる。年間200万円以上の利用で、翌年の年会費が半額となるため、カード決済がこの金額を超えるようであればさらにお得。コスパ最強のプラチナカードだ。
【参考】
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(公式)
2位 JCBプラチナカード
年会費:2万5000円(税別)
プライオリティパスやコンシェルジュなど、プラチナならではのサービスの利用が可能。厳選したレストラン2名以上での利用時に、1名分のコース料金が無料になる特典「グルメベネフィット」も見逃せない。
【参考】
3位 エポスプラチナカード
年会費 :3万円(税込)
※インビテーションの場合は2万円(税込)
プライオリティパスや旅行傷害保険が付帯など、さまざまなプラチナ特典がある。カード利用 年間100万円以上で2万ポイントの還元など、カードの利用状況に応じてボーナスポイントがもらえるのが魅力だ。
【参考】
4位 MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 :2万1600円(税込)
コンシェルジュサービスや、空港ラウンジサービスなどが受けられる。プライオリティパスが、本人と家族の2枚分、無料で受けられるのも魅力。
【参考】
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(公式)
5位 Orico Card THE PLATINUM
年会費:2万円(税込)
空港ラウンジサービス無料、空港手荷物宅配無料など、プラチナカードに相応しいサービスを
提供してくれる一枚。
【参考】
6位 JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ
年会費:3万3480円(税込)
コンシェルジュ、プライオリティパス、グルメセレクションなどの多彩なプラチナサービスと、JAL航空券購入時の100円=4マイルという高還元が魅力だ。
【参考】
7位 ミライノ カード PLATINUM
年会費:2万5000円(税別)
国内・海外旅行傷害保険が最高1億円など、多数のプラチナサービスがある。
【参考】
8位 SuMi TRUST CLUB プラチナカード
年会費:3万5000円(税別)
家族カードが無料で作れて、会員同様のサービスが受けれるのが◎。
【参考】
9位 MUFGカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費:2万円(税別)
年会費も安価で、コスパのいい一枚。
【参考】
MUFGカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(公式)
10位 ジャックスカードプラチナ
年会費:20,000円(税別)
「ラウンジ・キー」サービスや、常に1.50%の高還元率が魅力。
【参考】
年齢的にも、一般カードはそろそろ卒業したい。そんな方は、年会費の安価な高ステータスのクレジットカードを所持してみてはいかがだろうか。こういったクレジットカードならではの質の高いサービスと、お店で出す時のリッチな感覚は、年会費無料のカードとはまた違ったお得感があるだろう。
文/ねこリセット