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【Kazuquoママの銀座の夜話】上海で感じた世界の進化のスピードと日本の停滞感

2018.03.31

 日本では年収1000万円くらいになれば、ちょっと余裕がある生活みたいな指標になっているけど、そんなことを話そうものなら、中国人たちに笑われてしまう。1000万円は今のレートで60万元くらいなんだけど、

「60万?それはアメリカドルの話?元!?60万元で日本人は満足なの〜?」

 と言われてしまうの!某企業では、3000人程の社員のうち、1000万円を越える社員は、1000人以上いるとのこと。確かに、貧しい人も1億人、1000万円の人も1億人、1億円の人も1億人・・・いろんな一億人がいるのが中国。日本とは比べ物にならないスケール感。日本の尺度にそまり、お隣の中国に赴けば、その意識のギャップに苦しむだろう。日本人が中国人に仕事を下さいという時代になりつつあるのかなあと一抹の不安を感じました。

 さらに驚くのは、行き過ぎた監視システム。市内には、何千の監視カメラが設置され、高度な顔認証システムにより、交通違反の取り締まりなどが厳格化。街のあちらこちらに、公安の監視カメラのレベルがいかに高いか!という見せしめ宣伝映像広告が流されています。もちろん違反者の顔もろだしで!!世界一治安のいい都市上海を目指しているとはいうものの、あまりの管理の徹底さにどん引きです。

 街の小さな雑貨屋や、もぐりで営業していたカフェなどはすべて摘発され、家賃の高騰もあり、おもしろく尖ったお店はほとんど姿を消し、大資本を背景に持つ店しか営業が難しい状況。街をあるいても新しい発見のない退屈な街になっておりました。

 文明開化??なんていったらいいのだろう。日本のようなサブカルチャーが息づくことなく、テクノロジーによって人々の意識や生活が急速かつ劇的に変化している社会と言ったらいいのか。あんなにリアルで人間臭く、人の想いに溢れた上海はどこにいったのか。

 夜遅くアパートに帰ると、アパートの階段の前にテーブルを置いて、「カズ!お前も飲め!今日はどこに言ってたんだ。郵便屋がきたから、郵便受け取っておいたぞ!」なんて、毎日の儀式のように酒を飲んだくれている近所のおじさんたちを、ときには「うざっ!」なんて思ったりしながらも。愛おしく、ときには甘えさせてもらっていた。そんなおじさんたちは、今やスターバックスのテラスに集い、楽しそうにおしゃべりをしている。そして、彼らは、この急激な変化をなんとも思っていないどころか、わくわくしている。誰も数年前のローカルな上海を懐かしんでなどいないのです。この変化に順応し、今日も笑ってお茶を飲んでいる。

 日本で6年といえば、そう長い時間ではなく、6年で大きな変化を体感することはあまりないかもしれません。あたしが銀座でお店をはじめてはや6年。とりとめて、これが変わった!と言えることがあるだろうか。上海、いや中国、しいては中国覇権内の国々は、日本人の想像を越えるスピードで進化し、今や日本など蚊帳の外という気配さえ感じる。日本が遅れているのか。取り残されたのか・・・。いや、すでに全く別の土俵が用意され、その土俵に日本が上がっていないだけではないか。

 森友学園問題で揺れる日本政財界。世界での戦いからみれば、森友学園問題なんて、小さな問題だろう。この問題も大切なのかもしれないが、もっと世界規模で物事を見て行かないと、日本は世界社会の中で間違いなく衰退していくのではという、無根拠な不安を感じる上海出張だった。日本のビジネスマンの皆様、テレビや新聞の情報を鵜呑みにせず、もしお時間があったら、中国、特にお近くの上海にお出かけください。タクシーの運転手でさえ、「日本に行ってきたよ!」という時代。中国の若者たちが、日本に憧れ、日本に行きたい、日本で学びたいと思っていると思ったら大間違いであることに気づくでしょう。もう日本人に迎合する時代はとっくに終っているのです。私の出張にお供した若人は、英語も中国語も話せない。日本語しか話せず、これからどう活躍できるのか?彼も、とてもよい刺激になった。また上海に来ます!と意気揚々だったことがせめてもの救いです。

 あたしは、銀座のカウンター越しに、そんな中国でもはちゃめちゃやってやろうじゃないか!という若人を発掘し、徹底支援したいと思ったの。そのためにも、もっと勉強し、世界の時事の先端をさまよってみようと思います。世界三大ネットワーク「ユダヤ」「華僑」そして「ゲイ」。この中で唯一国境も人種も宗教も越えられるのが『ゲイネットワーク』。あたしが五大陸をまたにかけて、夜な夜な紡いだネットワークを駆使して、これからの若人を支援したいと思います。若人よ、世界に羽ばたいておくれ!

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文/Kazuquo

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