■子供向け運転台模型の最高速度は300km/h
小倉を発車すると、進行方向左側は関門海峡が広がる。高架の山陽新幹線ならではの車窓で、地平の在来線では見えない。
新関門トンネル(新幹線では2番目に長い海底トンネル)を抜けると、新下関に到着し、14分停車。車掌は車内販売がないので、停車中に自動販売機の利用を案内する。
通過列車は雨で濡れた架線を、パンタグラフが払いながら超高速で走行するので、豪快な水しぶきをあげる。
停車中、6号車以外の車両も見ておこう。
自由席は1~3・7・8号車で、一部を除き2人掛けと3人掛けが並ぶ。8号車は子供向け運転台模型が設置され、右側のマスコンハンドルを引くと、往年の最高速度300km/hがよみがえる。
指定席の4・5号車は、700系レールスター車両の4~8号車と同じサルーンシート。4号車1・20D席、5号車1・19D席は1人掛けで、“ツウ”な人はそこに狙いを定めるようだ。
なお、列車によっては、4号車を自由席に設定、もしくは全車自由席も存在する。