■女性は、食、ファッション、美容など幅広いカテゴリでストレス消費
つぎに、ストレス解消法の中でも特に「消費」にフォーカスして、その実態を探った。前項ではストレス解消法として、「買い物」「お酒」などがあがったが、この様にストレス解消のためにお金を費やす経験をしたことがあるか聞いた。すると、ストレス消費の「経験がある」は、全体で81.8%、特に女性では88.5%と多いことがわかった。
では、みなさん一体どんなもの・ことにお金を費やすのだろうか。男女別にみると、男性では、「ソフトドリンク」「お酒」「デザート・スイーツ/アイス」などが高く、前項のストレス解消法でも見たとおり、「お酒」は上の年代ほど、「デザート・スイーツ/アイス」は20代で高くなっている。加えて、「スナック菓子」が若いほど高く、「温泉・スパ」は40代・50代で高い傾向も見られる。一方、女性は、「デザート・スイーツ/アイス」、「ファッション」「ソフトドリンク」などは年代に関わらず高く、また20代・30代では「スナック菓子」「美容・コスメ・化粧品」なども高く多岐にわたっている。“ストレス消費”は男女ともに多くの人が経験している一方で、限定的なカテゴリで消費している男性と、幅広いカテゴリで消費している女性という、男女で異なる興味深い結果となった。