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ベテランアナウンサーに聞く社会人が使いこなしたい「相槌の技術」

2022.12.07

■連載/あるあるビジネス処方箋

相手と話す時のあいづちやうなずきは、上手い人とそうでない人がいる。今回から3回連続で「あいづち」「うなずき」をテーマに、ベテランのアナウンサー・梶原しげるさんにうかがった内容を紹介する。今回は、その1回目となる。

梶原しげるさんには、今年7月に4回連続で敬語をテーマに取材を試みている。よろしければ、下記をご覧いただきたい。

ベテランアナウンサーに聞いたビジネスシーンでつい使いがちな間違い敬語
相手を遠ざけることも近づけることもできる!ベテランアナウンサーに学ぶ「敬語の力」
丁寧すぎるのは逆効果!相手との距離感をほどよく保つ敬語の使い方
「敬語は人間関係を見える化するツール」といわれる理由

梶原しげるさん/文化放送を経て、1991年からフリーアナウンサーに。報道からバラエティ番組まで数多くの番組に司会などとして出演。企業や公的機関、団体での話し方セミナーや研修の講師を務める。全国での講演も多数。日本語検定委員会審議委員、日本語大賞審査委員。オンライン話し方教室・ツタバナの主催者であり、塾長。語学に堪能で、英語、北京語による司会もする。東京成徳大学客員教授。

Q.相手が話している時のあいづちは、難しいように思います。特に社会人になって経験が浅い時はどのようにしていいのか、わからないことが多々あります。どうすると、よいのでしょうか?

梶原:確かに難しいでしょうね。アナウンサーでも、経験が浅い頃はなめらかにはできないものです。

あいづちは言葉を使い、相手に共感を示すものです。例えば「ええ」「へぇ~」「そう、そう」「すごい!」「本当?」「いや~」「わかる、わかる」などがあります。

これらの言葉のうち、適切なものを選び、どういうタイミングで発するとよいのかー。よくないケースで言えば、「ええ」「ええ」「ええ」「ええ」、あるいは「うん」「うん」「うん」「うん」と必要以上に繰り返す人がいます。これでは自分が納得していることを伝えられたとしても、相手はきっと気分がよくはならないでしょう。

あいづちは自分が納得するためではなく、相手のために発するものです。相手の話や言い分を聞いて、それを促進するために用います。話がつまらなかったとしても、あいづちが上手いと、相手は気分がよくなることが多い。例えば、「すごい~」と驚きのあいづちをすると、悪い気はしないでしょう。つまり、相手を喜ばせるためのツールなのです。

会話は相手の気分をよくさせ、円滑に進めるようにするべきです。だからこそ、「ええ」「ええ」と繰り返したなら、その後は「はあ~、さすが」「わかりました」とバリエーションをつけるとよいのです。「はい」「はい」「はい」と小さな声でしずんだ表情で言っているだけでは、これ以上話し合うのは嫌だと相手に思われるかもしれませんね。

最も大切なのは「私はあなたの話に興味や関心があり、真剣に聞いていますよ」といったメッセージを送ること。そのためにお勧めなのは、驚きのあいづち。これは、相手へのサービスでもあります。例えば、「ええ~~~!」と少々大きな声を出すと、相手が素晴らしい知識や情報を持っていることを認め、敬意を表すことにもなります。

Q、敬語のような意味合いが含まれている場合もあるのですね。

梶原:ええ、そうです。敬語的に言えば、驚きにはまず、自分が下に立って相手を持ち上げる働きがあります。もう1つの働きは、同意。「あなたの言っていることはよくわかりました」といったメッセージを送ることができるのです。

相手が大切と思い、強調した言葉を繰り返して言うと、なおよいでしょうね。相手が「DIME」と言ったならば、「ああ、DIMEですね。私も、よく読んでいましたよ」と同じ言葉を使い、同意を表すのです。

あるいは同意と似た意味合いで、同情もあります。例えば相手が「今、こんなことで悩んでいる」と話したならば、「ああ、そうだよね。わかる、わかる」「私も、かつてはそうだったよ」「大丈夫さ」などと言うと、労をねぎらったり、称えたりしているかのような印象を与えることができます。

あいづちだけでコミュニケーションは、十分成立します。それほどのすごい力を持っているのです。

【続く】

文/吉田典史

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