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メンヘラ製造機という言葉を知っていますか? 彼氏と付き合い始めてから不安な気持ちになることが増えたなら、あなたの彼氏はメンヘラ製造機かもしれません。特徴や見分け方の他、対処方法も紹介します。彼氏との今後の関係を考える参考にしましょう。
メンヘラ製造機とは?
メンヘラというのはインターネット上で誕生した、いわゆる俗語です。精神的に不安定になりやすい状態のことをいいます。ネガティブ過ぎる言動や、相手への過度な束縛が目立つ人を意味する言葉です。
では、メンヘラ製造機とは、どのような人のことなのでしょうか?
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相手をメンヘラ化させる人のこと
メンヘラ製造機とは、付き合う女性をメンヘラにしてしまう男性のことです。もともとメンヘラではない人も、メンヘラ製造機と付き合い始めると、徐々に精神的に不安定になる傾向があります。
彼氏と常に一緒にいないと安心できない、連絡が少し遅れただけで不安になり彼氏を責めてしまう、などがその一例です。
メンヘラ製造機の男性は、言動や行動で女性の『依存度』を高め、メンヘラ化を促してしまいます。また、男性自身も彼女との関係に依存していることが多いです。
気持ちが不安定になりやすいため、大好きな人と付き合い始めても幸せを実感しにくい状態といえます。
メンヘラ製造機な男性の特徴
付き合っている女性を精神的に不安定にしてしまうメンヘラ製造機には、いくつかの特徴があります。女性との付き合い方や特徴を知ることで、メンヘラ製造機かどうかを見極めましょう。
彼女が最優先
付き合い始めた途端、何よりも彼女を優先する男性は、メンヘラ製造機の可能性があります。例えば、友だちとの約束があったにもかかわらず、『彼女に誘われるとドタキャンしてしまう』ような男性です。
献身的に彼女に尽くすことで、『自分だけを見てほしい』という願いを満たそうとします。そして、2人の関係の中だけに彼女を閉じ込めようとするのです。
結果的に、お互いに依存し合わなければ生活できない関係に陥りやすくなります。
連絡がマメ
彼氏から連絡がくると嬉しいものです。そのため、「小まめに連絡をくれる彼氏が理想」とする女性は多いです。特に、つらいことや悲しいことがあったときに、すぐに連絡が取れる男性は心強く感じられます。
しかし、とにかく連絡が早くマメ過ぎる男性は、メンヘラ製造機かもしれません。このタイプの男性は、自分が連絡をするのと同じように、『彼女にも小まめな連絡を求める』ことがあります。
ことあるごとに連絡するように求められたり、彼氏からの連絡に即座に返信するように求められたりする場合は要注意です。
誰にでも優しく接する
「誰にでも優しくするのがよい」という気持ちから、彼女以外の女性と2人きりで食事をしたり、相談に乗ったりする男性もいます。
優しい男性に見えますが、このタイプもメンヘラ製造機になることがあるのです。
彼氏が他の女性と親しく接していると、彼女は心配になります。たとえそこに恋愛感情はなく、単に「優しい対応を行っただけ」だったとしても、疑う気持ちが芽生えることもあるのです。
このような行動が続くと、不信感から「彼氏を束縛したい」「自分だけを見てほしい」という気持ちが強くなり、メンヘラになることがあります。
過去に付き合った彼女もメンヘラ
過去の彼女がメンヘラだったという場合も、メンヘラ製造機の可能性があります。彼氏から「前の彼女は束縛がきつかった」「精神的に弱い人で大変だった」などの話を聞いたことがあるなら、動向に注意をしましょう。
もともとメンヘラな女性と付き合っていたケースも考えられますが、彼氏と付き合い始めてからメンヘラになった可能性も否めません。
自分はメンヘラじゃないから大丈夫、と思っていても、気が付くと執着心で彼氏を束縛するようになっていることがあります。
見分けるポイントはある?
彼氏がメンヘラ製造機かどうかは、いくつかのポイントをチェックすることで見分けられます。以下を参考に、気になる彼氏の言動をチェックしましょう。
依存度が高くないか
まずチェックするのは、彼氏の依存度です。メンヘラ製造機の男性は、自分自身も依存度が高い傾向があります。極度の寂しがり屋で、いつも連絡を取ったり会ったりしていないと、不安になるのです。
具体的には、「何でもっと連絡くれないの?」「友だちと遊ばないで一緒にいようよ」という依存的な発言がないか、チェックします。
可能な限り一緒にいて、彼女を自分以外の人に近付けないようにする、自分の方だけ見ているように仕向ける、などの行動には要注意です。
ただし、日頃から小まめな連絡があり、彼女を最優先にするタイプであっても、彼女の予定や人間関係を考慮できる余裕があるなら、メンヘラ製造機の可能性は低いでしょう。
気分で態度が変わらないか
気分次第で態度がころころ変わるかどうかも、彼氏がメンヘラ製造機かどうかを見極める大切なポイントです。
どのような人でも喜怒哀楽はありますし、気分や感情によって態度に変化は生じます。しかし、メンヘラ製造機の場合、『気分の差が周囲にはっきり分かるほど大きい』のです。
1日の中で何度も気分が変わることもあります。つい先程までにこにこしていたはずなのに、急に不機嫌になることもあるのです。
精神的に不安定な彼氏と一緒にいると、次にどのような反応があるのか分からず、徐々に疲れてきます。精神的な疲労から、メンヘラになる女性もいるのです。
本人にメンヘラ要素はないか
男性本人に、メンヘラの要素がないかどうかもチェックしましょう。
例えば、「毎日数時間おきの連絡を強要する」「自分の話ばかりする」「彼女の話を聞かない」、といったポイントに当てはまる場合、彼氏もメンヘラの可能性が高いのです。
また、メンヘラの男性は、彼女に頼られる状態を作り、その関係に依存する傾向があります。そのため、彼女を甘えさせ自分に頼らせるように仕向けるのです。
その結果、彼女がメンヘラ化する可能性があります。
メンヘラにならないための対策
紹介したポイントに当てはまる男性と付き合っていたとしても、必ずメンヘラになるわけではありません。精神的な健康をキープしやすくするための対策ができていれば、程よい距離感で付き合い続けられます。
精神的に自立する
まず心がけるのは、『精神的な自立』です。優しくて何でも聞いてくれる彼氏には、つい甘えたくなることもあります。しかし、甘えることが当たり前になると、依存につながりやすくなるのです。
甘えられる彼氏に依存すると、普段のように甘えられない状態になったときに、強い不安を感じます。不安を打ち消すために、彼氏を束縛したり、連絡を強要したりしてしまうこともあるのです。
このような状態にならないためにも、日頃から自分でできることは自分ですることを心がけます。愛情表現としてたまに甘えるのはよいですが、過度に甘え過ぎないことが大切です。
1人で判断し行動することの積み重ねで、精神的な自立が促されます。
本音で言い合えるカップルになる
依存した状態のカップルは、本音を相手に伝えられていないケースが多くあります。そのため、『本音で話し合える関係を築く』ことも、メンヘラにならないための対策の一つです。
本音を告げるのは勇気が必要です。ときには、傷ついたり傷つけたりすることがありますし、別れにつながることもあるからです。
しかし、本音を伝えないままでは、依存し合う関係にすがり続けることになります。大好きな彼氏のことを大切にしたい、お互いに成長できる関係になりたいと考えているなら、本音で言い合えるようになることが大切です。
夢中になれる趣味を見つける
時間を忘れて楽しめる『趣味を見つける』のも、メンヘラにならないためのよい対策方法です。彼女がメンヘラになるような関係の特徴として、2人の距離が近過ぎるということがあります。
彼氏との関係に集中し過ぎていて、生活全体のバランスが取れていない状態です。彼氏以外に夢中になれるものがないため、彼氏との関係に執着し過ぎてしまいます。
趣味は、彼氏との近過ぎる距離を離すきっかけです。彼氏以外にも目を向けることで、さまざまな楽しみがあることを知ると、2人の関係に執着し過ぎることがなくなります。
もしも趣味が見つからなければ、まずは彼氏以外の友だちと過ごす時間を持つのもよいでしょう。
一緒にいるのが無理だと感じたら?
精神的に不安定な状態が続くと、彼氏と一緒にいるのがつらいと感じることもあります。そのようなときには、どのように対応するとよいのでしょうか?彼氏との関係に限界を感じたときの対処法を紹介します。
少し距離を置いてみる
2人の関係をつらく感じているなら、まずは安心して過ごせる状態を作ることが大切です。
そのためには、彼氏と『距離を置いて』みます。1度距離を置くことで、気持ちが安定し、冷静な判断ができるようになるでしょう。
毎日のように会っていたなら3日に1度にしたり、数時間おきに連絡をしていたなら朝晩の2回のみにしたり、返信するのを少し遅らせたりするのです。
メンヘラ製造機の彼氏から、小まめな連絡を強要されている場合には、連絡頻度を下げることで、自立しようとしているというサインを送ることにもなります。
きっぱり別れる
距離を取っても、彼氏への執着心がなくならず精神的に不安定な状態が続く場合や、彼氏からの束縛や干渉が続く場合には、『別れる』のも一つの方法です。
まずは彼氏に、友だちとの関係も大切にしてほしいことや、連絡の頻度を落としても大丈夫だということを伝えます。この提案に彼氏が納得し、行動に変化が見られるなら、付き合い続けることも可能です。
しかし、一向に態度が変わらず、執着し続けるようであれば、別れを選ぶ方がお互いのためになるかもしれません。一緒にいるのがつらく、関係性を変えることもできそうにないなら、思い切って決断しましょう。
構成/編集部