
「彼女がメンヘラかもしれない」と悩んでいませんか?そもそもメンヘラとはどのような人を指すのか、共通する性格や特徴を紹介します。付き合うメリットやデメリット、うまく付き合う方法も紹介するので、今後の付き合い方の参考しましょう。
メンヘラとは
メンヘラは、主にネットで使われる言葉のため、意味があやふやな人もいるのではないでしょうか?どのような意味があるのか、語源などを紹介します。
ネットが発祥の言葉
メンヘラという言葉は、ネットが発祥です。元々はネットの一部で使われる、いわゆるスラングでした。
ネット上の掲示板にメンタルヘルス(心の健康)に関する『書き込み』を頻繁にする人のことを指す言葉として使われていました。そのような人たちはメンヘラー(メンタルヘルス+er)と呼ばれ、それがメンヘラとして定着したとされています。
つまり、メンヘラは『メンタルヘルスに何らかの問題を抱えている人』という意味です。近年では、必要以上に人に構ってもらいたい『かまってちゃん』を指すこともあります。
メンヘラな人の性格や行動は?
メンヘラな人には、性格や言動などにいくつかの特徴があります。「メンヘラかも?」と思う人がいたら、当てはまる性格や特徴がないかチェックしてみましょう。
何事も悪い方向に考える
メンヘラな人は基本的にマイナス思考のため、何でも悪い方向に捉えてしまうという特徴があります。自分に自信が持てず、「どうせ私なんて…」と言ってしまうほどに自己肯定感が低いためです。時には激しい被害妄想に襲われ、自分自身を追い詰めてしまったり、周りを振り回してしまったりすることもあります。
例えば、普通の人は彼が電話に出なかったとしても、「忙しいのかな?」と思うだけで終わることがほとんどでしょう。しかし、メンヘラな人は、すぐにネガティブな考えが浮かんでしまう傾向にあります。
「居留守を使われるほど、嫌われてしまったのかも」などと、思ってしまうのです。たとえ彼から「電車に乗っていて電話に出られなかった」と言われても、「他の女性と一緒にいたのでは?」と、どんどん悪い方向に考えてしまいます。
常に誰かと一緒にいたい
誰でも寂しさを感じることはありますが、自分一人の時間を大切にしたり、満喫したりするものです。メンヘラな人は極度の寂しがり屋で、常に誰かと一緒にいないと不安に感じてしまう傾向にあります。
恋人と一緒にいることで、心の寂しさを埋めようとする人もいます。女性に「構ってほしい」と甘えられるのを好む男性も少なくありませんが、メンヘラな人の場合は度を越していることが多いのが特徴です。
一人でいられないタイプのため、恋人や友人と会えない時間は、SNSや掲示板のチャットなどでのつながりを求め、依存してしまう人も少なくありません。
SNSでネガティブ発言
メンヘラな人は、寂しさを紛らわすためや、気持ちのはけ口を吐露する場として、SNSを利用している人が多いです。そして、更新頻度が尋常ではないなど、依存気味の人が多い傾向にあります。
SNSに投稿する内容が、ネガティブなものが多いというのも特徴です。特に恋人など『特定の人』に向けた悲観的な内容が多くなりがちです。例えば、「もう私のことなんてどうでもいいのかな…寂しい」など、意味深な発言も少なくありません。
相手の気を引くために、わざと意味深な発言をする人もいますが、基本的にメンヘラな人は相手の反応までは気にしていないことが多いです。単に自分の気持ちを投稿することで、自己満足しているのです。
情緒が不安定になりやすい
恋をしているときやストレスがたまっているときなど、誰でも多かれ少なかれ情緒不安定な面はあります。しかし、メンヘラな人は心が不安定な状態が続くため、感情の起伏が極端に激しいのが特徴です。
ふとした何気ないことがきっかけとなって、喜怒哀楽といった感情があふれ出します。先ほどまで機嫌よく食事していたと思ったら、突然感情が高ぶり、プツンと糸が切れたように泣き出すことも珍しくないのです。
LINEにも特徴がある?
近年は、電話で話す代わりにLINEでメッセージを送り合うことが多くなりました。LINEの文章にも、メンヘラ特有の特徴があります。具体的にどのような特徴があるのか紹介します。
昼夜問わず返信が早い
SNSに依存している場合、頻繁にスマホをチェックする人が多いです。そのため、メッセージを送ると『昼夜問わず』にすぐに既読になることも珍しくありません。
寂しがり屋で常に誰かと一緒にいたい、つながっていたいと思っているため、返信がとても早いです。返信がどんどん送られてきて、チャット状態になってしまうこともあります。
また、ネガティブ思考のため、返信に時間がかかったり既読スルーすると、「どうして返信してくれないの?嫌いになった?」などと、重いメッセージが送られてくることもあるでしょう。
アイコンをすぐ変える
アイコンを次から次へと変える人は、メンヘラの可能性があるとされています。頻繁にアイコンを変えるのは、タイムラインに表示されることを意識した行動と考えらえるためです。
メンヘラな人は、周りの人に構ってほしい意識が強いです。寂しがり屋のため、常に誰かとLINEでつながっていたいと思う傾向もあります。タイムラインに表示されることで注目されて、「アイコン変えたの?」など、何かしらの反応が返ってくることを期待しているのです。
泣き顔の顔文字やスタンプを多用する
過度に泣き顔の顔文字やスタンプを使うのも、メンヘラな人特有の「構ってほしい」という心理の現れになります。「何かあったの?」と気に掛けてくれることを期待しているのです。
ちょっとしたことで心が不安定になるため、泣き顔の顔文字やスタンプを使って、心の寂しさや不安を察してほしいという気持ちも隠れています。恋人同士の場合は、相手に依存する傾向もあるため、構ってもらえるまでLINEが続くこともあるでしょう。
付き合うメリットとデメリット
メンヘラというとマイナスの面だけが目立ちますが、メリットもあります。人によっては、デメリットよりも、メリットが勝ることもあるかもしれません。
頼られる喜びがある
「構ってほしい」という気持ちが強いメンヘラな女性と付き合うと、頼られる状況が多いため、頼られる喜びを感じられます。多くの人が持っている「必要とされたい」といった承認欲求を満たしてくれることもあるでしょう。
恋人が精神的支えとなる一番の理解者となると、料理や身の回りの世話など献身的に尽くしてくれる面もあります。寂しさなどが満たされると心が安定し、精神的なつながりの強い良好な関係を築けることもあるでしょう。
精神的に疲れてしまうことも
メンヘラな女性は、心に何かしらの問題を抱えているため、感情が不安定になりやすいという特徴があります。一緒に楽しく過ごしていたかと思えば、急に不機嫌になるなど、感情のコントロールがうまくできません。
そのため、一緒にいると彼女の激しい感情の移り変わりに振り回されて、疲れ果ててしまうこともあるでしょう。恋人に依存しやすいという特徴もあるため、過度に束縛や干渉をされ、「疲れる」「キツイ」と感じることもあるかもしれません。
人によっては精神的に追い詰められてしまったり、相手に引きずられてしまったりして、自分自身のメンタルヘルスにも悪影響を及ぼしてしまう可能性があるでしょう。
メンヘラ彼女と上手に付き合う方法
彼女がメンヘラ気味だからといって、よい関係が築けないというわけではありません。うまく付き合うポイントを知り、今後の付き合いの参考にしましょう。
自分のペースを守る
心地よい関係を築くには、相手に振り回されないことが重要です。誰と付き合うにしても、ある程度相手に合わせることは大切です。しかし、相手に合わせ過ぎてしまうと、自分自身がストレスを抱えることになり兼ねません。自分を見失わないように、自分のペースで生活を送れるようにすることが大事なのです。
メンヘラな彼女は、感情のコントロールが苦手なため、あなたの立場や都合を考えずに行動してしまうことも珍しくありません。仕事中に電話をしてきたり、頻繁にLINEのメッセージを送ってきたりすることもあるでしょう。
仕事の支障になっても、「注意すると、機嫌が悪くなるかもしれない」と我慢してしまう人もいるかもしれません。しかし、きちんと話し合って、あなたの都合も分かってもらうように努めることが、うまく付き合っていくポイントです。
愛情をきちんと示す
自分に自信がなく自己肯定感が低いため、常に「自分が必要とされているか」という不安を抱えています。上手に付き合っていくには、相手の承認欲求を満たしてあげましょう。特に効果的なのが、愛情を言葉や態度できちんと示すことです。
「一番大切な人だよ」「大好きだよ」など、過剰なくらいに積極的に伝えると、不安な気持ちが薄れ心の安定につながるでしょう。ささいなことで情緒不安定になることが少なくなれば、お互いにとって心地よい関係を育くみやすくなります。
不安にさせる行動はしない
何も不安になる要素がないときでも、メンヘラな彼女は不安に感じている可能性があることも理解しましょう。不安を和らげる効果的な方法の一つが、連絡を小まめに取ることです。「自分のことを思ってくれている」と思ってもらえ、心の安定につながるでしょう。
メンヘラな女性は過剰な束縛や干渉をしやすい傾向にありますが、心が安定することで束縛や干渉が軽減されるというメリットもあるかもしれません。
不安にさせないために、彼女を第一に考えているという姿勢を見せることも大切です。デートなどをドタキャンしてしまうと、ネガティブな妄想が膨らみ、一気に不安な気持ちが強くなってしまいます。
社会生活では、残業や会社の付き合いを優先させなければいけないこともありますが、自分のペースを守りつつ、彼女を優先しているという姿勢を見せて安心させてあげることが大切です。
構成/編集部