仕事やプライベートでGmailを使っていて、複数のメールアドレスを利用している人も多いだろう。しかし、メールの数が多くなるとチェック漏れが発生するなど、思わぬトラブルに発展することも考えられる。
そこで、できるだけ効率良くメールをチェックしたいと考えている人にGmailの自動転送をおすすめしたい。
Gmailの自動転送とは?
Gmailの自動転送は、Gmailに届いたメールを任意のメールアドレスに自動で転送する機能だ。この設定により転送先のメールアドレスの受信ボックスだけチェックすれば、メールをまとめて確認できるようになる。
【参考】フィルタ機能を上手に使えば大事なメールを見逃さない!仕事を効率化するGmailの設定方法
意外と簡単! Gmailに届いたメールを自動転送する方法
Gmailの自動転送は、最初に一度だけ設定しておくだけ。必要なのは、転送先のメールアドレスのみ。詳しく見ていこう。
PCで行う! Gmailに届いたメールをほかのアカウントに自動転送する設定
パソコンのWebブラウザでGmailにアクセスし、右上の設定(歯車)アイコンをクリックして、「すべての設定を表示」をクリック、「設定」を表示する。
続けて「メール転送とPOP/IMAP」タブをクリック。
「転送」セクションの「転送先アドレスを追加」ボタンをクリックすると、転送先アドレスを指定できる。自動転送先のメールアドレスを入力して、「次へ」をクリックしよう。
【参考】Gmail
自動転送設定の確認ウインドウが表示されるので、転送先のメールアドレスを確認して「続行」をクリック。転送先のアドレスに確認コードを記したメール送信が通知されるので「OK」をクリックして先へ進もう。
転送先のアドレスに送信されたメールには、確認コードが記されている。その確認コードを、Gmailの設定画面へ入力して「確認」ボタンをクリックすれば、メールアドレスの確認は完了だ。ちなみに、そのメールには承認用のURLも記されているので、クリックすることでも確認は完了する。
ここで注意! メールアドレスを確認しただけでは、転送設定は終わっていない。まだ「転送を無効にする」にチェックが入っている状態なので、「受信メールを****@****に転送して…」にチェックを入れて、画面最下部の「変更を保存」ボタンをクリックしよう。これで、自動転送の設定は完了だ。
Gmailに届いたメールの自動転送設定を解除する方法
自動転送の必要がなくなった場合は、設定を解除すれば良い。一時的に設定を解除するなら、上の画像の「転送を無効にする」にチェックを入れて、「設定を保存」ボタンをクリックしよう。
完全に解除するなら、メールアドレスの部分をクリック。すると登録したメールアドレスの削除を選択できるメニューが現れる。
スマホアプリからGmailをほかのアカウントに自動転送する設定はできない
スマホでGmailを利用する場合、Gmailアプリを利用している人がほとんどではないだろうか。スマホアプリでは、上で説明したような自動転送に関する設定はできない。スマホのWebブラウザでGmailにアクセスすれば設定は可能だが、画面が小さく操作しづらいので、PCで設定することをおすすめする。
Gmailの自動転送解除もスマホアプリではできない
自動転送の解除もスマホアプリではできない。パソコンかスマホのWebブラウザを利用しよう。
自分自身のGmailアカウントには自動転送できない
Gmailは、いま利用しているアカウントから予備のメールアドレスを作成できる(エイリアス設定)。しかし、同じGmailアカウント同士で自動転送するような設定はできない。
別のGmailアカウントのメールアドレス宛なら、自分自身が利用しているものでも問題なく自動転送設定ができる。
Gmail以外のメールアドレスにも自動転送はできる?
Gmailの自動転送は、転送先がGmailかどうかに関係なく設定できる。上で説明したように、転送先として指定するのはメールアドレスだ。インターネット上で利用可能なメールアドレスなら、どんなメールアドレスでも区別なく設定できる。
Gmailのほかのアカウントに自動転送する場合もなるべくPCで設定しよう
Gmail以外のメールアドレスであっても、設定方法はまったく同じ。したがって、自動転送の設定や解除は、画面の大きいPCで行うことをおすすめする。
スマホアプリではGmail以外のほかのアカウントへの自動転送設定もできない
Gmail以外のメールアドレスであっても、スマホアプリでGmailからの自動転送の設定や解除はできない。PCかスマホのWebブラウザで設定しよう。
Gmailに届いたメールが自動転送されない時は?
上で説明したとおり、Gmailの自動転送設定はWebブラウザのGmail設定画面から行う。設定を変更した場合、設定を変更したあとに画面最下部の「変更を保存」ボタンをクリックすることで初めて変更が反映される。
つまり、「自動転送設定をしたのにメールが転送されない」といった現象が起こる場合は、この「変更を保存」ボタンのクリックを忘れている可能性が高い。
「届いたメールが転送されない」「解除したはずなのに転送される」といった場合は、改めて設定内容を確認しよう。設定し直した際には、最後に「変更を保存」ボタンを忘れずクリックしてほしい。
メールチェックの効率化や、転送し忘れの回避、関係者への情報共有など、様々な活用方法があるGmailの自動転送。うまく活用して、Gmailをもっと便利に使いこなそう。
※データは2020年5月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。 ※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット