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2020年のお盆休みの期間はいつからいつまで?ご先祖様を迎える大事な行事の基礎知識

2020.07.31

2020年はオリンピックの影響で祝日が移動しているため、お盆休みに影響が出る人もいるでしょう。地域によって時期や風習が異なるだけでなく、同じ仏教でも宗派ごとに違いがあります。お祭りの印象が強い盆踊りも、お盆に関連する行事の一つです。

2020年のお盆休みはいつ?

お盆休みは、その年のカレンダーによって変化します。2020年は東京オリンピックの開催が予定されていた影響で、祝日が変更されている点に注意が必要です。有給休暇を取れば、大型連休も夢ではありません。

オリンピックで祝日が移動

多くの地域では、81316日の4日間にお盆休みを取るのが一般的です。前後に土曜日・日曜日・祝日がある場合、5日間以上の大型連休になる場合もあります。

2019年は811日の『山の日』が日曜日だったので、12日が振替休日となり、9連休になった企業も少なくありません。

2020年は東京オリンピックの開催が予定されていたため、混雑を緩和する目的で山の日が810日に移動しています。閉会式が予定されていた810日が3連休になったことで、お盆休みに影響が出る人もいるでしょう。

有給休暇取得で長期連休も可能に

2020年のお盆休みは例年と変わらず、81316日を予定している人が多いでしょう。しかし、山の日が移動して810日が3連休になった影響で、1112日に有給休暇を取れば9連休が実現します。

ところが、2020年のオリンピックは延期になりました。「山の日は811日に戻るのか」が気になるところですが、810日のままです。オリンピックの影響で720日から723日に移動した『海の日』と、1012日から724日に移動した『スポーツの日』も再度の変更はありません。

お盆とは

お盆は、先祖や亡くなった人の霊が『あの世』から『この世』に戻ってくるとされている期間です。現在も供養を目的とした風習が各地で残っています。昔の人もお盆中には休暇を取って実家に帰り、つかの間の休日を過ごしていました。

お盆の由来

お盆の正式名称は『盂蘭盆(うらぼん)』または『盂蘭盆会(うらぼんえ)』です。盂蘭盆の語源は、サンスクリット語の『逆さづりの苦しみ』を意味する『ウラバンナ』や、ペルシャ語で『霊魂』を意味する『ウラヴァン』など諸説あります。

盂蘭盆の由来とされているのが『盂蘭盆経(うらぼんきょう)』というお経です。このお経の元になったエピソードでは、地獄で逆さづりの刑を受けている弟子の母親を救う方法として、釈迦が「旧暦の715日に高僧を供養するように」と教えを説いたとされています。

その通りにしたところ、弟子の母親は地獄から救われ、往生できたとのことです。

お盆休みの始まり 藪入りとは?

かつての日本には、『藪入り』という習慣がありました。116日と716日の年2回、奉公人が主人から休暇をもらって、実家に帰ることを指します。休暇だけが目的ではなく、一族が集まる正月やお盆の行事に参加させる意味もあったようです。

終戦前は労働者の貴重な休みとして、藪入りが心待ちにされていました。昭和40年代ごろまでは、藪入りの日に休む百貨店や商店もあったとのことです。時代とともに働き方が大きく変わって、藪入りという言葉は使われなくなりましたが、現在もお盆に休暇を取る習慣が残っています。

藪入りの語源

藪入りの語源は判明しておらず、有力とされる説がいくつかあります。一つは、藪の深い田舎に帰る様子から名付けられたという説です。

実家に帰る意味を持つ『宿入り』という言葉がなまって、藪入りに変化したという説もあります。今のように交通機関が発達する前は、実家に帰る途中で何度か宿に泊まる必要があったことから、宿入りと呼ばれていたのです。

他にも「父を養うために実家に帰る『養父入り』や『家父入り』という言葉が変化した」「実家に帰れない者が藪で遊んでいた」などの説があります。

お盆は先祖の霊を迎える行事

お盆は亡くなった人や先祖の霊を迎える『迎え盆』から始まり、霊を送る『送り盆』で締めくくります。お盆の時期は地域によって異なり、風習もさまざまです。お盆の期間中にお墓参りをするのは、古くからのしきたりが関係しています。

地域によって時期は異なる

お盆の時期は地域によって違いがあり『月遅れ盆』『新暦のお盆』『旧暦のお盆』の3通りが主流です。現在は多くの地域で81316日の月遅れ盆が採用されています。新暦のお盆は、71316日に行われるお盆のことです。

旧暦のお盆は、現在の新暦に変わる前に用いられていた『太陽暦』の715日を中日とします。改暦以降は旧暦のお盆を廃止する動きがあり、現在は沖縄県など一部の地域にしか残っていません。

旧暦のお盆は毎年日付が変わり、新暦でいう8月の年もあれば9月の年もあります。20年は831日~92日です。

お盆にすること

お盆の風習は地域ごとに異なります。例えば、キュウリで作った『精霊馬(しょうりょううま)』と、ナスで作った『精霊牛(しょうりょううし)』の飾り方にも差があるようです。

馬は足が速いことから「早く家に帰ってきてほしい」、牛は「お供え物をたくさん積んで、ゆっくりあの世に帰ってほしい」という願いが込められています。そのため馬は迎え盆に、牛は送り盆に飾るのが一般的です。地域によっては、「ぎりぎりまで家にいてもらえるように」と送り盆に馬を用意するところもあります。

地域差はありますが、お盆にすることは霊を丁重に迎えて送ることです。霊を送り迎えするときの儀式である『迎え火』や『送り火』も、夏の風物詩として親しまれています。

お墓参りをする理由

お盆中にお墓参りをする人も少なくありません。そこで浮かんでくるのが「霊がこの世に帰ってきているのに、お墓参りをする必要はあるのか?」という疑問です。

古くからお盆中にお墓参りをする風習はあったとされています。霊をこの世に迎えるときと送るときの計2回、お墓参りをしていたようです。お墓が遠いなどの理由で2回お参りするのが難しい場合も、感謝の気持ちを込めて手を合わせれば立派な供養になるでしょう。

お墓はあの世とこの世の玄関口ともいわれています。霊を気持ちよく迎える準備として、お墓をきれいに掃除してもよいでしょう。

知っておきたい迎え火と送り火の役割

霊があの世とこの世を行き来するための重要な儀式として行われているのが、迎え火と送り火です。地域によって方法や規模が異なり、なかには観光客が訪れる一大イベントに発展しているものもあります。

迎え火

お盆の初日には、霊がこの世に帰ってくるときの『目印』として、迎え火が行われます。「迷わず家に帰ってこれるように」と願いを込めて、夕方か夜に行うのが一般的です。家の玄関・門の出入り口・お墓など、迎え火をする場所も地域によって異なります。

マンションなどでたき火ができないときは、ちょうちんの出番です。吊るすタイプもあれば置くタイプもあり、飾る場所に合わせて選択できます。場所も取らないことから、現代人の生活に合っているといえるでしょう。お墓から家までの道をちょうちんで照らす地域もあります。

送り火

一緒に過ごした霊を送り出す儀式が、送り火です。一般的には15日、もしくは16日に行われます。迎え火も送り火も手順は同じです。『焙烙(ほうろく)』という耐熱性の平皿に短く折った『オガラ』をのせて、しばらく燃やします。

オガラとは、麻の皮をはいだ茎の部分のことです。麻は神聖なものとして扱われてきた歴史があり、空間を清めることができるとされています。

霊があの世に帰るときにも火をたくのは「オガラの火に送られて帰っていく」といわれているからです。送り火を消したら、その年のお盆は終わったことになります。

地域や宗派ごとに違いがある

迎え火も送り火も、地域よって方法や目的が異なります。東京都などの一部の地域で受け継がれているのが、たいているオガラや灰になったオガラの上をまたぐ風習です。家の玄関から外に向かって3回またぐことで、家族の厄除けや無病息災が願われてきました。

京都府では五つの山で行われる『大文字焼き』が有名です。山に『大』などの文字がダイナミックに浮かび、ひと目見ようと多くの人が訪れます。宗派によっても違いがあり、お経を唱える宗派がある一方、浄土真宗は迎え火も送り火も行いません。

お盆の時期は祭りも多い

夏祭りのイメージが強い盆踊りですが、お盆に関する恒例行事の一つでもあります。15日に実施されることが多いのは「霊と過ごす最後の夜を盛大にもてなそう」という趣旨があるからです。今はある程度の時間でお開きになりますが、夜通しで行われていた時代もありました。

盆踊りはもともと念仏踊りだった

盆踊りのルーツとされているのが、お盆にあの世から帰ってきた先祖を供養するために行われてきた『念仏踊り』です。平安時代に空也(くうや)という僧が始めた『踊念仏』が仏教儀礼として広まり、鎌倉時代に一遍(いっぺん)が民衆に取り入れやすく、太鼓や鉦(かね)の音をバックに踊りながら念仏を唱えるという民俗として広めました。

一心に踊りに集中することで煩悩を捨てられるとも考えられ、農業儀礼とも合わさり先祖供養の意味も持つようになりました。

鎌倉時代からすでに、衣装の華やかさ・振付・音楽・道具などにも力を入れており、芸能としての側面も持つようになります。念仏踊りが全国に広く知れ渡ると、大阪府八尾市の『河内音頭』や徳島県徳島市の『阿波踊り』など、地域特有の盆踊りに発展したといわれています。

豊作祈願の側面も

日本は古くから生活の中心に農業があったことから、盆踊りの目的に豊作祈願や雨ごいといった農業に関する願いも含まれています。豊作を願うと同時に、自然の恵みに感謝する行事でもあったようです。

現在も受け継がれている豊作祈願の盆踊りに、岡山県の蒜山(ひるぜん)に伝わる『大宮踊り』があります。『まねき』や『てんこ』という編みがさや頬かむりなどで変装した一団が登場するという一風変わった盆踊りです。

盆踊りは多くの人が集まる大きなイベントということで、男女が知り合う場や娯楽としても親しまれてきました。村の結束を強めることにも一役買っていたと考えられています。

構成/編集部

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