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今さら聞けない「VISAデビット」とクレジットカードの違いと特徴

2024.06.29

VISAデビットカードとは、どんなカードなのでしょうか。人によっては『デビットカード』という言葉自体、聞き慣れないかもしれません。クレジットカードとは違うけれどクレジットカードと同じように使える、便利でお得なVISAデビットカードを解説します。

デビットカードとクレジットカードの違い

『デビットカード』は、VISAデビットカードが登場するまでは日本でほとんど使われてこなかったタイプのカードです。

海外では一般的なカードですが、ようやく日本でも拡大の動きが広がっています。まずは、デビットカードとクレジットカードの違いをチェックしていきましょう。

クレジットカードとは

クレジットカードとは、加盟店でショッピングをするときにカード会社が代金の支払いを立て替えて、会員は後日(引き落とし日に)、カード会社に決済することを証明するカードです。

申し込みには審査が必要で、会員の支払い能力に応じて限度額が決まります。限度額内で分割払いやリボ払いが選択でき、決済(引き落とし)の金額は手数料を加えて分割払いする仕組みです。1回払いは手数料無料になります。

キャッシング(借金)機能もあり、これには別枠の限度額があります。こちらも指定した口座から手数料を加えて後日決済するため、ショッピング枠の使いすぎやキャッシング枠の借り入れすぎに注意が必要です。

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デビットカードとは

デビットカードとは、銀行のキャッシュカードに、預金口座からの即時決済機能を付与したカードです。クレジットカードのように、加盟店でのショッピングに使えます。代金はショッピング時に預金口座から引き落としされ、1回払いのみで、手数料は無料です。

申し込み時に信用情報の審査はなく、キャッシング枠もありません。預金口座の残高以上のショッピングはできず、カード会社によって1日あたりや1カ月あたりの限度額の設定があります。

実はメリットだらけ!?意外と知らないデビットカードの使い方、種類、作り方

VISAデビットのメリット

 

ここまでは、デビットカードとクレジットカードの違いについて解説しました。このデビットカードのうち、VISAが提供するデビットカードがVISAデビットカードです。

日本国内で使う限りは、基本的に手数料は発生しません。考え方としては、無料でいつでも現金を引き出せるATMを持ち歩いているようなものです。ここでは、VISAデビットカードのメリットを見ていきましょう。

審査不要

VISAデビットカードは、提携銀行の口座を持っていれば、誰でも無審査で発行できます。銀行によって条件は異なりますが、基本的に発行手数料や年会費は無料です。一部の金融機関では即時発行もできます(りそな銀行等)。

VISAデビットカードが発行できる提携銀行は、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、楽天銀行など約30行です。

使い過ぎの防止になる

VISAデビットカードでは、ショッピング時に即日引き落としになるため、預金口座の残高以上のショッピングはできません。さらに、使ってすぐに利用額をスマホに通知すれば、残高はWebや専用アプリからいつでも確認が可能です。

使いすぎが不安な人は、自分で限度額を設定して、1カ月に使える金額を決めておくこともできます。こういったシステムにより、自分の支払い能力を超えた使いすぎの防止が可能です。

ATM手数料の節約

ショッピング時の現金支払いに慣れていると、お金が足りなければATMで下ろすという習慣がついている人も多いでしょう。キャッシュカードにもよりますが、ATMの利用には手数料がかかることがあり、1年間という単位で見るとそれなりに大きな金額になってしまいます。

VISAデビットカードでショッピングをすると、実質的にATMで下ろした現金でそのまま支払いしていることと同じです。ATMの窓口に行かなくても、レジでお金を下ろして即支払いしているようなもので、しかも手数料はかかりません。

ポイント還元

VISAデビットカードで支払いをすると、ポイント還元やキャッシュバックが受けられるという特典付きのタイプが多いです。どのようなポイントがどれくらいの還元率で貯まるかは、提携銀行によって異なります。

このようにVISAデビットカードは、誰でも発行できて、ATM手数料の節約にもなり、しかもショッピングのたびに特典が受けられるというメリットづくしのカードです。

VISAデビットカードの作り方

ここまでは、なにかと便利なVISAデビットカードのメリットについて解説しました。つい衝動買いして後悔する人や、1円単位でお金の出入りを管理したい人にも打ってつけです。

ここからはVISAデビットカードの基本的な作り方を解説します。クレジットカードとは異なり、決められた銀行の口座が必要なので発行までには多少時間がかかりますが、手続きは簡単です。

基本の作り方・発行の手順

口座開設

VISAデビットカードは、銀行口座から即時に引落して決済をします。このため、まずは提携する銀行の口座を開設することが必要です。

上述のとおり、約30行でVISAデビットカードが発行できますので、既に口座を持っている銀行の公式サイトをチェックしてみましょう。VISAデビットカードを発行できる銀行なら、新しく口座を開設する必要はありません。

VISAデビットカード用の銀行口座を開設して、アプリを家計簿代わりに使うことも可能です。この場合は、コンビニやスーパーでの少額決済用や休日の買い物用などで、目的別に口座を管理してもよいでしょう。

申し込み

VISAデビットカードの申し込みは、提携銀行の窓口や公式サイトから行えます。銀行によっては、専用のアプリからの申し込みが必要です。入力する情報は最低限の個人情報だけなので、スマホなどを使って5分程度で簡単に申し込みできます。

一般的に口座を持っている銀行であれば、銀行の公式サイトにログインして、キャッシュカードからVISAデビット付キャッシュカードへの変更を選択するだけです。

このときVISAデビットカードに印字する姓名と、4桁のPINコード(暗証番号)を入力します。あとは1週間程度で手元に新しいカードが届くという流れです。

VISAデビットカードの使い方

 

ここまで見てきたように、VISAデビットカードはお金の使い方をコントロールしやすいカードです。発行手続きも簡単で、持っておくとさまざまなメリットがあります。ここでは、VISAデビットカードの使い方をシーン別に見ていきましょう。

店頭で利用

VISAデビットカードを店頭で利用する場合は、クレジットカードと同じ手順を踏みます。まずはレジでカードを提示し「1回払いでお願いします」と伝えましょう。VISAデビットカードでの支払い回数は1回払いにかぎられるため、分割払いはできません。

店員さんが端末を持ってきてくれるので、申し込みのときに決めた4桁のPINコードよく力します。これで決済は完了です。

なお、レジにVISAマークがついたタッチ決済端末がある場合は、支払いの際にVISAデビットカードを端末にかざすだけで決済できます。暗証番号を入力する必要はありません。

インターネットで利用

Amazonや楽天市場などのECサイトでネットショッピングする場合にも、VISAデビットカードは使えます。ここでもクレジットカードと操作は同じです。

VISAデビットカードの券面(表面)のカード番号・有効期限・姓名と、裏面の3桁の数字(CVV2)を入力(※PINは不要)。店頭と同じように、支払い回数は1回払いのみ指定できます。

ネットショッピングでついつい使いすぎてしまう人も安心です。口座の残高が不足しているか限度額を超えているなら、決済できません。

海外ATMで利用

海外旅行に行くとき、空港で多めに現地通貨に両替する人も多いのではないでしょうか。現金払いに慣れている日本人からすると、日本円が使えない海外は少し緊張するかもしれません。

しかしここでもVISAデビットカードがあれば安心です。海外のATMで、現地通貨を引き出せます。両替する必要はありません。手数料はかかりますが、口座の残高以内なら現地通貨が引き出せるため、1枚持っておくと安心感が違うカードです。

J-Debitは?VISAデビットは?海外でデビットカードを上手に使うコツ

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