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「クレジットカード」が成り立つ仕組みとは?デビットカードの違いは?今さら聞けない基礎知識

2020.12.24

近年急速に普及しているキャッシュレス決済。タッチ型決済やQRコード決済の台頭が目覚ましいものの、やはりクレジットカードもキャッシュレス決済の代表格のひとつであろう。

しかし、みなさんの中には「借金みたいでなんとなく怖い」といったように、クレジットカードをいまだに敬遠している人がいるかもしれない。そこで今回は、今までクレジットカードを使ったことがないという人にもわかりやすく、クレジットカードの基本について紹介していく。

知っているようで知らなかったクレジットカードの基本

クレジットカードとは、商品を購入する際に後払いで決済ができるカードのことである。実際の店舗で買い物する際の支払いはもちろん、インターネットでの支払いや公共料金などの支払いにも利用できる。また、一括払いのみではなく、分割払いにも対応しているのも特徴である。まさしく、利用者のCredit(=信用)に基づいて発行されるカードである。

カードごとに入会審査が必要

上記で説明したようにクレジットカードは利用者の信用に基づいて発行されるため、申し込みには利用希望者が年収や勤務先などの情報を申告し、クレジットカード会社は申告された内容に基づいて必ず入会審査を行う仕組みになっている。

最終的には、ほかのクレジットカードの保有状況や支払い状況、さらにカードローンや携帯電話の分割払いなど、借入金返済について記録されている情報といった「信用情報」も踏まえて、カードの発行が可能かどうかの判断が下される。当然ながら、入会審査の基準を満たしていない場合は、審査落ちとなるので注意が必要だ。

審査によって限度額も決まる

クレジットカードには、カード発行会社によって決められた利用限度額が設定されており、いくらまでなら信用しても良いかを審査情報を基に判断して決められている。実際にクレジットカード申し込みの際には希望限度額を聞かれることはなく、審査通過後にカード会社が決定した限度額が通知されるのが一般的である。ただし、利用者側から増枠の審査を申し込むことも可能である(その際はさらに審査が必要になる場合もある)。

クレジットカードが成り立つ仕組み

クレジットカードは、「利用者」、「加盟店」、「カード会社」の3者の存在によって成り立っている。

利用者が加盟店でカードを使うと、加盟店はその後、カード会社から利用者の利用代金を受け取る。そして、カード会社は利用者に請求を行い、それに応じて、利用者は代金をカード会社に支払う。カード会社は加盟店から手数料を受け取り、この手数料がカード会社の利益となる。このようにして、クレジットカードの後払いの仕組みは機能している。

カード会社は、加盟店から手数料を受け取り、利用者は後払いで商品を手にできる。また、加盟店側もクレジットカードの利用を可能にすることによって、高額の商品が売れやすくなったり、購入者が増えたりする。つまり、クレジットカードは決済にかかわる三者にメリットがある仕組みになっている。

締め日までの利用分を、支払い日にまとめて引き落とし

クレジットカードには、状況に応じて複数の支払方法が用意されている。支払方法としては主に「1回払い」、「分割払い」、「リボ払い」などがある。

最も基本的な支払方法である「1回払い」は、締め日までの利用料金を一括して支払う方法である。実際の利用分の計算は、クレジットカード会社ごとに決められた締め日を基準に行われ、支払日にまとめて口座から引き落としされる。1か月の利用分を、後払いの支払日にまとめて払うことができるのは、クレジットカードの大きなメリットの一つである。

混同しやすい? デビットカードとは

クレジットカードと混同してしまうことがあるのがデビットカードである。デビットカードは銀行口座にある現金をATMなどで物理的に引き出すことなく、買い物の際に瞬時に会計ができるカードであり、その場で口座から引き落としがされる仕組みとなっている。

そのため、クレジットカードのように支払いが先延ばしされることはなく、口座に入っている金額以上の利用は不可能になっている。

初心者は押さえておきたい! 代表的な国際ブランド

クレジットカードには様々な種類があり、その中でも「VISA」、「Mastercard」といった“国際ブランド”の種類軸で分類することもできる。

国際ブランドとは、世界中で利用できる決済システムを提供するブランドのことであり、国際ブランドがカードに付いている場合、そのブランドに加盟している店舗なら世界中どこでもカード決済が可能である。例えば、VISAのマークが付いているカードを持っていれば、VISA加盟店ならどこでも支払いをすることができる。

VISA

VISAは知名度・シェアともに世界No.1の国際ブランドだ。世界で利用されたクレジットカード売上で、VISAは全体の約60%を占めており、世界1位の売上を誇っている。海外旅行などに行くと、VISAカードは使えるけれど、ほかのクレジットカードブランドは使えないという状況もあるので、海外旅行に行く際はVISAブランドのクレジットカードを持っておくと安心かもしれない。

Mastercard

Mastercardは、VISAに次ぐ世界シェアNo2のブランドだ。以前は欧州圏に強いと考えられていたMastercardだが、現在では日本を含むそのほかの地域でも加盟店が多数あり、世界中の加盟店に決済システムを提供している。

JCB

JCBは日本発祥の国際ブランドであり、日本で最大級の会員数を誇っている。自社カードを発行しており、日本人向けのサービスが充実している点が特徴の1つである。

クレジットカードはどのように選ぶべき?

ここまで、「クレジットカードとは何か?」という基本情報について説明してきたが、「結局どんなクレジットカードを選べばいいのか分からない…」という人もいるだろう。クレジットカードには、各カードごとにそれぞれ異なるメリットが存在するので、「ポイント還元率を重視する」「年会費を重視する」など自分の好みや目的に合ったものを選ぶといいだろう。

※データは2020年12月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
※本記事はカードの利用を推奨する目的はありません。あくまで自己責任にてお願いします。

文/praia

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