前回、新型RAV4のガソリン車、世界初のダイナミックトルクベクタリングコントロールを装備したアドベンチャーグレードの試乗記を公開しましたが、今回、新型RAV4のHYBRIDモデルで東京~河口湖を往復したので、あらためて試乗リポートをお届けしたいと思います。
新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車との大きな違いはまず、4WD機構です。ガソリン車のアドベンチャーグレードは、新型RAV4のために新開発された世界初の「ダイナミックトルクベクタリングコントロール」を採用。それは、後輪左右のトルクを別々に制御(0~100%)するトルクベクタリングコントロールと、4WDを必要としない場面で後輪への動力伝達を切り離して前輪駆動とする、燃費を向上させるディスコネクト(接続を絶つという意味)機構を併せ持ったものとなります。
オンロードでの、曲がる方向と反対の後輪のトルクを増強させ、ステアリングを切った方向にグイグイと曲がる操縦性の気持ち良さと、最低地上高200mmと、ストローク量たっぷりのサスペンションによる悪路でのハイレベルな走破性、ダート路での曲がりやすさを両立しているのです。