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バック・トゥ・ザ・フィーチャーフォン!平成とともに歩んだ携帯電話の歴史を辿る

2019.04.16

私たちが当たり前のように利用しているスマートフォンですが、どのような変遷を経て、このような形になったのか、知っている人は少ないのではないでしょうか。今回の記事では、そんなスマートフォン、携帯電話の歴史を紹介していきます。

今、私たちが手に持っているこの小型の機械が、いかなる変遷を経てこの姿に収まったのか。解説をしていきます。

携帯電話の夜明け 一般大衆に普及するまでの歩み

私たちが手にしている携帯電話。日本での普及率は100%を優に超えています。総務省が平成30年9月末に発表したデータによると、移動体通信(携帯電話、PHS、PWA)の契約数は、1 億 7612 万となっています。

今や誰もが持っている携帯電話やPHSですが、普及したのはここ数十年のことで、「電話を持ち歩く」ことなど考えられませんでした。それを可能にしたのは、通信技術の進歩や端末の小型化など、多岐に渡ります。

この項目では、携帯電話が一般大衆に普及するまでの歩みを解説してきます。

【参照】総務省HP

世界初の携帯電話はどの国のどのメーカーが作ったの?

「SCR-536(通称:ハンディトーキー)」を今から約80年前の1940年に開発したのは、アメリカの企業・モトローラ社です。

モロトーラ社は1941年にハンディトーキーの大量生産を開始、ほとんどがアメリカ陸軍に使用されました。

しかしハンディトーキーはあくまで「携帯電話の前身」といわれています。なぜなら、ハンディトーキーは携帯電話回線を用いていなかったからです。そのため、通話可能範囲は限られていました。

現代の携帯電話に近い無線による通話システムが構築されたのは1946年。アメリカのベル・システム社でした。

ベル・システム社は、それまで一般家庭の固定電話で用いられてきた電話回線を活用しつつ、無線電話回線サービスを開始します。これを一般的に0Gシステムと呼びます。

移動体通信の基礎ができ上がったわけですが、肝心な端末の開発が時代にまだ追いついておらず、最も小型の端末でも、車で運ばなければならない大きさでした。

その後、各国で開発が進み、1973年にモトローラ社のマーティン・クーパーによって、なんとか片手に収まるサイズの端末のプロトタイプが完成しました。

さらに10年後、1983年にモトローラ社は上記端末の商用化に成功します。

「DynaTAC 8000X」と銘打たれたこの端末こそ、最古の携帯電話と呼ばれています。

ちなみに日本では、1979年に1Gの使用が開始されており、1985年には肩にかけて通話を行う「ショルダーホン」のレンタルが開始され、1987年には日本初の携帯電話サービスが開始。これに伴ってNTTより携帯電話1号機「TZ-802型」が登場しました。

日本で初めて登場した携帯電話 TZ-802型

【参考】
SCR-536(モトローラ社)
NTTドコモ歴史展示スクエア

日本初の携帯電話の値段っていくらだったの?

ショルダーホンが発表された当時、同機は売り切りではなく、レンタルという形でユーザーに提供されていました。ですから本体価格はありませんが、保証金や工事費だけで約20万円、月額の基本使用料は2万6千万円ほどかかりました。

また日本で初めて登場した携帯電話であるTZ-802型は、工事費の負担金などで7万円。補償金がおよそ10万円となっていました。

現代の高機能なiPhoneの最新機種(iPhone XS)でも、その端末価格は11万円ほどですから、いかに当時の携帯電話が高級品であったかがうかがえます。

携帯電話番号って時代で変わってきたの?

日本における携帯電話番号の変遷を表にまとめましたのでご覧ください。

現在、主に使われている携帯電話番号の先頭は070、080、090ですが、ユーザー数増加に伴う番号容量の不足により、携帯電話番号は変化してきました。

注目すべきは1996年と1999年でしょう。「完全地域無指定方式」とは、それまでの携帯電話は話す相手が160km以内と以遠では、先頭の3桁の番号が異なりました。これを廃止したのが1996年というわけです。

また容量不足に伴い1999年には11桁化された番号ですが、今後もその容量は不足すると予測されており、将来的には12桁化をするなどの対策が検討されています。

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