新発想の「ガジェット」
キヤノン『EOS R』
本機の大きな特徴はデュアルピクセルAFのセンサー。5655のポジションからAFの位置をピンポイントで選択できる。-6EVという暗い場所でもAFが使えるという性能は世界初だ。EVFを覗いたままでも補正や設定変更がしやすいなど操作性を追求したインターフェイスは、まさに新世代のカメラだ。
[有効画素数]3030万画素 [常用ISO感度]ISO 100-40000 [高速連続撮影]8コマ/秒
[ハイブリッドAF]デュアルピクセルCMOS AF [手ブレ補正]レンズ内
福永「シャッター速度を1/4秒にして、噴水の流水を写真表現としてブラすためスローシャッターで撮影。フルサイズカメラの手持ち撮影の限界は1/4秒だと思っていましたが、やはり打率は4割。1/8秒にすると8割に向上しました。1/4秒で撮影できたのは、デュアルセンシングISの効果かな。ただ、まだ対応レンズがRF24-105mmとRF35mmのみというのが残念です」/川野「夜景でスローシャッターが使えるのは驚き。ホワイトバランスも正確ですね」
〈編集・タカセがTRY〉
寒さをこらえ噴水が上がるタイミングを待った。AFモードで1/15秒でも手ブレしていないカットが多く、1/30秒ならほぼ完璧。
福永「AFの追従性はほぼ100%です。連写枚数は『α7 Ⅲ』の10枚、『Z6』の12枚と比べて8枚はやや不満ですがこれを見ると実用性は十分ですね」/川野「電動アシスト自転車で下り坂なので結構な速度が出ていましたが、どのコマもピントは合っていました。これは優秀! 運動会でも使えそうです」