世界に誇る日本のカメラが大きく進化した。大幅な軽量化や撮影画像がわかる電子ビューファインダーを搭載するフルサイズミラーレスが3社から登場。プロからアマまで4人が撮影したインプレッションを詳報する!
新市場のパイオニア
ソニー『α7 Ⅲ』
フルサイズミラーレスの先駆者であるαシリーズの3代目となる『α7 Ⅲ』の魅力は小型軽量ボディーと完成度の高さ。AF-Cでも使える「瞳AF」や、5段分の補正効果を持つ5軸手ブレ補正、最高約10コマ/秒の高速連写、常用感度ISO51200を実現した。また、EVFを覗いたままのタッチAFを採用、AF対応のツァイス交換レンズが揃うのも心強い。
[有効画素数]2420万画素 [常用ISO感度]ISO 100-51200 [高速連続撮影]10コマ/秒
[ハイブリッドAF]コントラスト検出/位相差検出 [手ブレ補正]ボディー内 5軸
福永「ブランコの動きは速く、子供の顔の大きさも目まぐるしく変わるので顔認識はできませんでした。ロックオンでピントが追従できるのは10%以下ですね。そこまで速くない撮影なら、レリーズ優先にしてAFはゾーンにすれば合焦率が上がります」/川野「私も予想より速い被写体には苦戦しました。顔認識できないと瞳AFも使えません。フォーカス優先でなくレリーズ優先にするとAFが外れることもありますが枚数が増るので実用性は十分です」
〈編集・タカセがTRY〉
瞳AFで撮影しようと試みたが追尾できず。ロックオンAFで、子供が滑ってくる動きに合わせてレンズも移動すると、ほぼすべて合焦。