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2019年春に新型12000系がデビュー!JR線/東急直通で注目される相鉄の現役車両図鑑

2018.12.21

11000系-相鉄の旅客車両では、もっとも車内空間が広い車両-

車両限界の変更手続きにより、JR東日本車と同じ車体幅が可能になった11000系。

JR東日本E233系をベースに、相鉄版にアレンジした車両で、2009年6月15日にデビュー。車体幅はE233系と同じ2950ミリに拡大されたほか、床面の高さを10000系より35ミリ下げた1130ミリにすることで、車内の高さが2270ミリに拡大された。

加えて、ロングシートの着座幅も460ミリに拡大。相鉄の旅客車両ではもっとも車内空間が広い車両となった。また、相鉄では初めてLCD式の旅客情報案内装置が採用された。

カラーリングは当初より相鉄ブルー、相鉄オレンジの帯を巻くほか、2014年から1編成を『そうにゃんトレイン』として運行されている。

20000系-初の都心直通車両-

20000系は2018年のグッドデザイン賞を受賞(相鉄ビジネスサービス提供)。

2018年2月11日にデビューした新鋭。詳細については「YOKOHAMA NAVYBLUE TRAIN相模鉄道20000系が本日デビュー」、「すでにエースの風格が漂う相鉄初の都心直通車両『20000系』に密着」を御参照いただきたい。

「相直(相互直通運転)に向けて、2種類の方向性が出るということで、“そのクルマをちゃんと区分けしたほうがいい”という話になり、JRさん相直のあとに開業する、東急さん相直の車両を先に作ることになりました。

普通だと12(12000系)、13(13000系)といきそうなんですけど、一旦飛ばして、20000系が登場することになりました」

村松課長代理は20000系命名の由来を語った。

東急新横浜線などの相互直通運転に際しては、車両の規格などを極力合わせる必要がある。東急の車両は車体幅が狭く、ワンハンドルマスコンは両手操作式である。既存の相鉄車両では直通運転が困難なため、20000系を開発した。

なお、都心直通ルートになる相鉄新横浜線は、2019年度下期に西谷―羽沢横浜国大間が開業し、まずはJR線との相互直通運転を開始する予定。東急との相互直通運転は2022年度下期の予定なので、20000系が“本来の運用”に就くのは、はるか先である。

また、羽沢横浜国大―新横浜(仮称)間の先行開業については未定だという。「まずは2019年度のJR線相互直通運転をしっかりやっていこう」(村松課長代理談)と開業に向けて鋭意努力中である。

相鉄新横浜線の詳細については、「東急、JRとの直通線で相鉄はどう進化する? カギを握る新駅『羽沢横浜国大駅』」を御参照いただきたい。

2019年春、新型車両12000系登場!!

12000系の前面デザインは、能面の「獅子口」をイメージ(相鉄ビジネスサービス提供)。

2019年春に新型車両12000系が登場し、JR東日本との相互直通運転に備える。1編成10両で、グリーン車やトイレの連結はない。

車体は総合車両製作所のブランド「sustina」(ステンレス鋼の略号「SUS」と、「Sustainable」を組み合わせた造語)を採用。魅惑的な車両デザイン、環境親和性の高い車両、信頼性確保と車両ライフサイクルコスト低減の両立などが特徴だ。

また、sustinaでは初めて車体塗装が施され、YOKOHAMA NAVYBLUEを身にまとう。村松課長代理によると、20000系も含めフルラッピングも検討したそうだが、特製の塗料を使うため、色の変わり具合などを醸し出すには、塗装が有利だという。

インテリアは20000系を踏襲し、改良型のユニバーサルデザインシート、車内防犯カメラが設置される。

JR線との相互直通運転が開始されると、相鉄線二俣川―JR線新宿間が約44分で結ばれ、従来の横浜乗り換えに比べ、15分程度短縮される見込みだという。

【取材協力:相模鉄道、相鉄ビジネスサービス】

取材・文/岸田法眼

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