<この商品が好きな人にはこんな一品もオススメ!>
ちょっと毛色の変わった商品でも作ってみた。
◆日清食品「チキンラーメンぶっこみ飯」
麺とコメが混在した一品で、コメのほうが主役。
水を入れて5分ではコメの芯が大きくてガリッとした噛みごたえになる。7分でもまだ芯があるが、一緒にはいっているチキンラーメンの麺はもう食べられる。10分でもコメの芯は残っていた。
15分経つと固めのライスとして食べられる。計算外だったのは、熱湯じゃないと蒸気で水分が飛んでくれないので「ぶっこみ飯」というより「ぶっこみ粥」といった仕上がりになってしまったが、これはこれで成立している。
◆日清食品「カップヌードルトムヤムクン」
水を入れて3分では麺がまったくほぐれない。
10分経つとなんとか箸で麺を持ち上げることができるようになったが、麺の食感にゴワゴワ感が残るが、それなりに食べられる。
オリジナルのカップヌードルより少し時間がかかるようだ。別添の赤黒いトムヤムペーストを入れて作るつゆはかなり辛くて酸っぱいため、夏に向いたスッキリ感がある。冷しだと意外とコッテリ感も感じられた。かやくのえびも味や食感に違和感なし。
◆日清食品「蒙古タンメン中本東京上板橋本店辛旨味噌」
水を入れて5分では麺はまったくほぐれてない。
10分後・15分後でもまだほぐれたとはいえない。
20分経つとなんとか箸で麺を持ち上げることができるようになり、食べられる程度となった。極太麺の食感にモチモチ感はあまりないが讃岐うどんみたいなシコシコ感があるので、違ったおいしさになった。赤黒い辛味オイルを入れて仕上げるつゆは、かなり辛みが強いのだが、スープが熱くないので、辛さは少しマイルドに。けれど意外にコッテリ感はある。メイン具材の豆腐は熱湯で作ったときと比べてなめらかさが足りない。
こうやっていろいろなカップ麺を冷水で作ってみたのだが、出来上がりは「お湯がないから仕方なく食べるもの」というものではなく、暑い時期だったらレシピのひとつとして扱ってもよさそうだ。ただ、水温が下がる冬季には麺が戻るまでの時間が長くなりそうだし、食感が低下しそうではある。
今回の記事は東京スポーツ新聞社の依頼で行ったものであるが、新聞は掲載スペースの関係でかなり内容がカットされてしまうため、東スポ側に許しを得たうえで完全版として再構成したうえで掲載させていただいた。
文/大山即席齋