小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

入社3年目社員の本音「100万人に読まれることを肝に命じて、様々な角度から伝えていかなければいけない」カタログハウス・市川健さん

2018.08.22

あなたの知らない若手社員のホンネ~カタログハウス/市川健さん(27才、入社3年目)~

前編はこちら

 中間管理職も知っておきたい若手社員のモチベーション。20代の読者も同世代の働きぶりには興味のあるに違いない。バラエティーに富んだ職種を紹介してきたこの企画、今回は「通販生活」を発行するカタログハウスだ。

 シリーズ34回、株式会社カタログハウス 通販生活編集部 ライター 市川健さん(27)入社3年目である。

 通販生活はカタログハウス創業者、斎藤駿氏(82)によって、1982年に創刊された通信販売のカタログ誌。身近に売られていない、優れた商品を推薦することが基本方針。環境問題に配慮し、大量生産、大量消費と相反する環境への負荷が少ない商品を取り扱っている。また、反原発、子どもの貧困問題等、同誌は政治的、社会的問題にも発言をしている。

 通販生活編集部のスタッフとして入社した市川さん、商品の機能等を説明する“知”と、使った時の快さを記述する“情”。記事を制作する上で、創業者が口にするこの二つの意味を常に頭に置き、編集者としての経験を積んでいくが、取材対象者への取材依頼、アポ取りも彼なりの方法を模索していく。

直筆手紙大作戦

 通販生活は商品を購入された方に、使用感に関するインタビューを毎号掲載しています。読者アンケートのハガキの中から、取材依頼の電話をしますが7〜8割は断られる。腰痛の方に格好のチェアを紹介する時も、岡山市在住の70代の女性に断られました。でも、この椅子を使うと腰痛を気にせず、何時間もテレビが見られる、立つ時も楽だというお話を是非とも、読者に伝えたい。

 取材の承諾を得るには、まず僕を信用してもらわなければ、そのためにはーー。

思いついたのが手紙でした。それも直筆の手紙を送ろうと。そこで取材をお願いした理由や質問事項、撮影の際の服装等も細かく書いて。前号のページの見本と名刺を同封して郵送したんです。

 投函して数日後に再び電話を差し上げたんです。すると、「わかりました」と、取材を快諾していただけて。郵送した手紙が取材対象の方の信頼を得ることに繋がったのです。

 取材の当日は歓迎していただきました。取材が終わり、岡山駅まで娘さんが車で送ってくれたんですが、「お母さんはあまり人に心を開く人ではないんですが、今回は私もびっくりしています」と。僕らの世代はメールや電話で済ますことがほとんどですが、通販生活のメインの読者である60〜70代の方は、直筆の手紙に重きを置くことを今更ながら実感しました。

 直筆の手紙には誠意を伝える効果があるとわかってから、アポ取りにかける時間を大幅に短縮できるようになりました。今や編集部内でも“直筆の手紙作戦”を実行する人が増えています。アポ取りの新しい方法を提案できたかなと。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。