「法律」と聞くと難しいイメージがあって敬遠しがちですが、「知らなかった」では済まされないものは数多くあります。今回は、知っておいて損はない、身近な、法律にまつわる情報をお届けします。
2018年6月29日の「働き方改革」関連法成立で、労働基準法などの8本の法律が改正になり、新残業規制が盛り込まれた。これを受け、2018年「働きがいのある会社」に選ばれたソニックガーデンは、新労働時間管理のリスクを可視化する労務リスク管理サービス「ラクロー」をリリースした。新残業規制に対応しているという。そこで詳しい担当者に、そもそも新残業規制にはどのような変化とリスクがあるのか聞いた。
4月から「無期雇用転換」の新ルールが始まったことをご存じだろうか。2013年4月の労働契約法の改正により、2018年4月以降、有期労働契約が繰り返し更新されて通算5年を超えたときに、労働者の申込により無期労働契約に転換することができるというものだ(以下、無期雇用転換ルール)。
その金銭トラブル、解決できるかも!?覚えておきたい少額訴訟の基礎知識
恥ずかしいことに、筆者は他人にお金を貸したことがある。その金額30万円。案の定、貸したお金が返ってこず、途方に暮れた。それでも「何とかできないのか!?」と解決方法を探していると、少額訴訟と出会った。少額訴訟とは誰でも簡単に起こせる裁判のことだ。少額訴訟を活用し、筆者は見事30万円を返してもらった。そこでお金のトラブルで悩む方々に少額訴訟という選択肢を提案したい。
知らなかったじゃ済まされない!職場でやっているその行為、犯罪かも?
犯罪と聞いて自分とは遠い存在と思っているあなた。しかし、ビジネスパーソンの身の回りには犯罪との境界がいたるところにあるのです。「知らなかった」「この程度なら」では済まされないビジネス常識、あなたは知っていました?
ふせんを持ち帰るのもアウト!?意外と知らない身近な「横領」の事例
数億円、数十億円にものぼる横領事件は、いつの時代も世間を騒がせるニュースである。しかし実は、会社内において、少額のお金やちょっとした備品を持ち帰るだけでも、横領に当てはまるケースがある。魔が差した、ついうっかりという言葉だけではすまされない事例とはどういったものか。ベリーベスト法律事務所の弁護士・巽周平先生にお話を伺った。
集合住宅でご近所トラブルにあった人は、どう対処しているのか?
都市部への人口集中が進む日本では、アパートやマンションなどの集合住宅が増加している。そんな中、集合住宅でのトラブルも増加傾向にあり、小さな揉め事から他者を巻き込む大きなものまで様々なトラブルが発生している。
2017年5月に抜本的な見直しがなされ、多くの条文が改正された民法。そして、刑法の分野でも、改正ストーカー規制法が施行されるなど、時代の流れに合わせて法律は少しずつ姿を変えている。多くの人は、「法律」と聞くと難しいイメージがあって敬遠しがちだが、「知らなかった」では済まされないものは数多い。
構成/編集部