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千葉・大原港で高級魚の代名詞ハタを狙う!

2018.04.24

■連載/元DIME編集長の「旅は道連れ」日記

 今年に入っての釣りは、アマダイを狙って2連敗。同様にパッとしなかった釣果の釣友・正林さんから2月24日に、51cmの大アマダイを釣り上げたというメールをもらった。ちょっと悔しいけれど、正林さん行きつけの居酒屋にはせ参じ、堂々たる魚体を拝み、アマダイもご馳走になった。その酒席で次回の釣行を相談、僕の信頼する天気予報サイト「GPV気象予報」によると、釣り日和間違いなしの2月28日(水曜日)に決めた。

 ターゲットはもちろん、一般にはこの時期にしか狙わずそろそろ終了となるアマダイ、釣り船は正林さんが51cmを釣った三浦半島・葉山のたいぞう丸のつもりだった。ところがHPを見るとたいぞう丸は、2月26日から3月2日まで冬休みで出船しない。となれば、やはり一般にはこの季節のターゲット・ヒラメ、あるいは僕の一番好きなターゲット・鬼カサゴか。鬼カサゴは周年狙えるのでヒラメにしようと思ったとき、ある船宿を思い出した。千葉県外房・大原港の進誠丸だ。

進誠丸の前方。僕の座ったのは左側一番前

 進誠丸は1年中、高級魚中の高級魚、ハタを狙うユニークな船宿だ。僕は、周年ハタを狙う船宿はここしか知らない。一昨年その存在を知り何度か乗船したが、幸いオデコ(まったく釣れないこと)は一度だけだ。ハタはたとえ小さくても、1匹釣れれば上出来のターゲット。僕が釣ったのはどれも1kg級だが、それでも十分に満足できる。とにかく美味しいのだ。

 昨年のGW釣行では、ハタは釣れなかったものの、自己最大、3.4kgの大ヒラメが釣れた。このとき同行した釣友の岡野さんは3.5kgの大ヒラメ、正林さんは3kgの本命を上げた。僕も正林さんも、船宿との相性はいいはずだ。またこれまでの進誠丸乗船はいずれも休日で毎回満船、今回の2月28日は平日なので空いているに違いない。さらに、釣り方は生きイワシの泳がせでヒラメ釣りに似ているため、前述のようにヒラメが釣れることもある。ヒラメ釣りをした気分にもなれるのだ。

自己最大、3.4kgのヒラメ

 港集合は4時50分、正林さんのお迎えタイムは3時なので2時半起床と、久しぶりの深夜出発だ。4時半に到着、外房の釣りのメッカ・大原港も、さすがに休日のような賑わいはない。進誠丸、本日の乗船者は7名と、満船ではないが結構な人数だ。とはいえ、僕が左舷一番前、隣に正林さん、その隣と隣はカップルで左舷は合計4人、右舷に3人、この人数なら釣り座左右のスペースは十分で、おまつり(複数の仕掛けが絡むトラブル)も少ないだろう。若船長が「今日は凪ですよ」と言うとおり、海は穏やか、風も冷たくなく寒さを感じない。船が港を出るや東の空が赤く染まりだし、日の出の太陽が見事に赤い。こういう光景を眺められるのも、釣りの楽しいところだ。

肉眼で見ると、太陽は真っ赤だった

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