センターコンソール上にはピアノの鍵盤のように並ぶ“トグルスイッチ”がクールで美しい。このスイッチ類はエアコンやナビ、また個人的にはより快適な空間をクリエイトするためのアンビエントライトの調整のほか、気分に寄り添うような3種類の香りを放つパフュームが選べるというのも嬉しかった(個人的にはどれもよいにおいでした)。
そしてそれらを表示する8インチのタッチスクリーンがダッシュボードの中央に配置され、スマホのような操作が可能だ。『3008』は他車では味わえない独特のモダンな空間に包まれる心地よさがいい。それに、室内高が高いせいもあるが、サイズに対する空間の広さは見た目以上に満足度が高い。
今やSUVは趣味を楽しむためのモデルというばかりではない。SUVというカタチの個性がその実用性の高さとともにセダンやワゴンやクーペと肩をならべるモデルとなっている。そこでAWD(4WD)にこだわる必要がない方にとってはこだわることもない。とすれば、プジョー『3008』のユニークな魅力はますます大きく感じられ、ショッピングリストに載るのかもしれない。
■関連情報
http://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/3008-suv.html
取材・文/飯田裕子
モータージャーナリスト。雑誌、ラジオ、TVなど様々なメディアで様々なクルマ、またはクルマとの付き合い方を紹介するほか、ドライビングスクールのインストラクター、シンポジウムのパネリストやトークショーなど、活動の場は幅広い。
※記事内のデータ等については取材時のものです。