さて今回、『3008』の試乗は山梨にあるオートキャンプ場をベースに行なわれた。SUVである『3008』は『308』シリーズより地上高が5.5cm、全高で15.5cmも高いプロポーションながら近隣のワインディング路をプジョーっぽいしなやかな乗り心地とともに軽快に走り、キャンプ場の敷地に隣接する河原のラフロードでは、片輪を浮かしながら荒地を進むデモ走行を披露してくれた。
プジョーにAWD(4WD)があったっけ?と思われるかもしれない。が、ラインナップにFFは存在しない。つまりプジョー『3008』はFFモデルだ。しかしトラクションコントロールを活用した“アドバンスド・グリップ・コントロール”を装備することで、スノー、マッド(泥やぬかるみ)やサンドの走行を可能としている。