■建設業、内装業のプロにしっかり対応!開発者が語るお薦めポイントとは
仕事の相棒であるハイゼットカーゴ、その荷室スペースの広さをご存知だろうか。数値でいえば、後席を畳んだ状態での荷室フロア長は1950mm、荷室幅は1375mm(※4)、荷室高はハイルーフ車で1235mmを確保している。
※4クルーズターボSAIII、クルーズターボ、クルーズSA III、クルーズ除く。
これは戸建て住宅で多く使用されるコンパネや構造用合板(1820×910mm)、江戸間サイズの畳(1760×880mm)、フローリング材なども余裕を持って積み込めるスペースだ。また、助手席を前倒しすると室内長は2630mmとなるので、6畳間サイズのカーペットも十分に対応可能となっている。
じつはこのサイズ、従来モデルと共通なのだが、鈴鹿さんいわくココにもコダワリがあるそうだ。
「荷室についていえば、従来モデルでも十分余裕のあるスペースを確保できていると思います。じつは、職人さんの中には荷室内に工具ラックなどを置かれている方、工具類の配置を決めている方もいらっしゃいます。無闇に荷室サイズを変更すると、こうした仕事道具を移しづらいというご意見もあり、あえて同じ寸法を守りました。こうしたご意見もクルマづくりではとても大事ですから」
ハイゼットカーゴにはこの他にも、ユーザーの意見に耳を傾け、守ってきた伝統がある。ハイゼット一筋10余年という鈴鹿さんいわく、軽商用車という視点ではなかなか伝わらない部分であるが、妥協しなかった部分も少なくないそうだ。
「例えば、乗り心地や走りもそのひとつです。軽商用車の乗り心地は荒々しい、走りもラフと思われているかもしれませんが、ハイゼットカーゴは乗用車に劣らない乗り心地や運転フィールを目指しています。従来からお使い頂いている方からは『疲れない』と好評を頂いていますが、こればかりはお乗り頂かないと分からない部分かもしれませんね(笑)。また、デッキバンに代表される特装車のラインナップも自信を持っています。『こういうクルマがあれば』という声に、しっかり応えられるバリエーション展開だと思います。ぜひ、建設関係の方にお試し頂きたいですね」
この他にも、ユーザーの多様化に合わせて、上位グレードでは全7色をラインナップしており、明るくカジュアルなイメージのカラーを選ぶことも可能になった。メカニズムについても全グレードでアイドリングストップの採用などにより、燃費も仕様により異なるが14.8~17.2km/Lから16.0~18.8km/Lへと向上させるなど、細部にわたる改良を図ったという。
最新の安全性や優れた快適性など、積極的にアップデートを施しつつ、一方で守るべき伝統はしっかり守る。新ハイゼットカーゴはユーザーを想う開発者の熱い思いがギュッと凝縮された、信頼できるプロフェッショナルツールなのだ。
(4)「ハイゼットカーゴ」について詳しくはこちら
取材・文/村田尚之 撮影/森誠
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