エクセルで円グラフを作りたいけれど、割合が見やすく出ない、色や凡例の整え方が分からない、という方は多いのではないでしょうか。円グラフはExcelのグラフ機能の基本で、作り方さえ押さえれば折れ線グラフや棒グラフにも応用できます。この記事では、円グラフの作成手順を起点に、パーセンテージ表示・色分け・項目の切り離し・並び順の調整、さらに補助円グラフやドーナツグラフまでを図解でまとめました。WindowsとMac双方の操作にも触れているので、環境を問わず読み進められます。
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エクセルで円グラフを作りたいけれど、割合が見やすく出ない、色や凡例の整え方が分からない、という方は多いのではないでしょうか。円グラフはExcelのグラフ機能の基本で、作り方さえ押さえれば折れ線グラフや棒グラフにも応用できます。
この記事では、円グラフの作成手順を起点に、パーセンテージ表示・色分け・項目の切り離し・並び順の調整、さらに補助円グラフやドーナツグラフまでを図解でまとめました。WindowsとMac双方の操作にも触れているので、環境を問わず読み進められます。
エクセルの円グラフの作り方【基本3ステップ】
円グラフは「表を用意する」「挿入する」「種類を選ぶ」の3ステップで作れます。折れ線グラフなどもおおむね同じ流れなので、ここを覚えておくと応用がききます。
ステップ1:円グラフにする表を用意する
まず、項目名と数値が対になった表を作っておきます。円グラフは1系列(1列ぶんの数値)を全体に対する割合として表す性質があるため、項目名の列と数値の列がそれぞれ1列ずつある状態が基本です。値には差をつけておくと、扇形の大小が分かりやすくなります。

ステップ2:表を選択して「挿入」から円グラフを選ぶ
表全体をドラッグして選択し、「挿入」タブの「円またはドーナツグラフの挿入」ボタンをクリックします。表示された一覧から、まずは2-D円グラフの一番左(シンプルな円)を選びましょう。
円グラフは、四半期ごとの売上が年間売上に占める比率のように、個々の数量が合計に対してどれだけ寄与するかを示すのに向いたグラフです。


ステップ3:グラフの種類を確認しておく
一覧には2-D円のほか、3-D円、ドーナツ、補助円グラフ付き円グラフなどが並びます。この記事の後半でドーナツと補助円グラフの作り方も解説するので、ここでは「種類はあとから変更できる」とだけ押さえておけば十分です。円グラフ以外の折れ線・棒・散布図まで含めた作り分けは、Excelの円グラフ、折れ線グラフ、棒グラフ、散布図の作り方と編集方法でも解説しています。
エクセルの円グラフにパーセンテージ(%)で割合を表示する方法
円グラフは、各項目が全体の何%を占めるかを示せると一気に読みやすくなります。ここでは、レイアウトに左右されず確実に設定できるデータラベルからの方法を紹介します。
手順:データラベルにパーセンテージを表示する
- 円グラフをクリックして選択します。
- 右上に表示される「グラフ要素(+)」ボタン、または「グラフのデザイン」タブの「グラフ要素を追加」から「データラベル」→「その他のデータラベルオプション」を選びます。
- 右側に開く「データラベルの書式設定」で「パーセンテージ」にチェックを入れ、必要に応じて「値」のチェックを外します。
データラベルがあると、各扇形が全体に占める割合をひと目で判断できます。 参考:Microsoft サポート「グラフのデータ ラベルを追加または削除する」

「0%」と表示されるときの桁数調整
小数点以下がある小さな項目は、四捨五入されて「0%」と表示される場合があります。その際は「データラベルの書式設定」の「表示形式」でカテゴリを「パーセンテージ」にし、「小数点以下の桁数」を1などに設定すると解消します。

エクセルの円グラフで凡例・タイトル・ラベルを整えて見やすくする
グラフのタイトルや凡例、ラベルの位置を整えると、伝わりやすさが大きく変わります。
グラフタイトルを編集・非表示にする
タイトルをクリックするとカーソルが表示され、その場で入力し直せます。非表示にしたい場合は「グラフのデザイン」タブの「グラフ要素を追加」→「グラフタイトル」→「なし」を選びましょう。
凡例の表示と位置を変える
凡例は「グラフ要素を追加」→「凡例」から、上下左右の位置を切り替えられます。項目数が少ないときは凡例を下に置き、代わりに各扇形へ分類名のデータラベルを付けると、視線移動が減って読みやすくなります。
データラベルの内容を選ぶ
データラベルには、値・パーセンテージ・分類名・引き出し線などを組み合わせて表示できます。扇形が小さくラベルが重なる場合は、ラベルをグラフの外側へドラッグすると引き出し線が自動で伸びて整います。

エクセルの円グラフの色分け・デザインを変更する
配色セットをまとめて変える
円グラフを選択すると「グラフのデザイン」タブが表示されます。「色の変更」から配色セットを選ぶと、全体の色調を一括で切り替えられます。

特定の1項目だけ色を変えて強調する
強調したい扇形が1つだけあるときは、個別に色を変えられます。まず円グラフを1回クリックして系列全体を選択し、続いて対象の扇形をもう一度クリックすると、その要素だけが選択された状態です。その状態で右クリック→「塗りつぶし」から色を選ぶと、1項目だけ配色を変えられます。

エクセルの円グラフで特定の項目を切り離して強調する

注目させたい項目は、扇形を円の外側へ引き出して切り離すと目立ちます。円グラフを1回クリックしてから対象の扇形をもう一度クリックし、そのまま外側へドラッグしてください。円全体をドラッグすると、すべての扇形が放射状に開きます。細かく指定したい場合は「データ系列の書式設定」の「要素の切り離し」で割合(%)を数値で調整できます。
参考:Microsoft サポート「円グラフを分割または展開する」
エクセルの円グラフのデータの並び順を調整する方法
円グラフは、時計回りに大きい順(または意味のある順)で並んでいると読みやすくなります。円グラフの並び順は元の表の行順と連動するため、表側を並べ替えるのが基本です。
基本:表の行を並べ替える
数値の列内のセルをクリックし、「データ」タブの「降順(大きい順)」または「昇順(小さい順)」を選ぶと、表の並びに合わせて円グラフの扇形も並び替わります。特定の1項目だけを動かしたいときは、行ごと切り取って挿入する方法でも構いません。
補足:フィルターで並べ替える
見出し付きの表であれば、「データ」タブの「フィルター」を追加し、列名の三角マークから昇順・降順を選ぶ方法もあります。ただし通常の並べ替えで足りる場面が多いため、フィルターは必須ではありません。

以下の画像のように、列名に三角マークが表示されればフィルターを付けられています。



エクセルの補助円グラフで小さい項目をまとめる

割合の小さい項目が多いと、扇形が細かくなって読みにくくなります。そんなときは補助円グラフ付き円グラフ(または補助縦棒グラフ付き円グラフ)を使うと、小さい項目を2つ目の円や積み上げ棒にまとめて表示できます。
作成済みの円グラフを選び、「グラフのデザイン」タブの「グラフの種類の変更」から「円」→「補助円グラフ付き円グラフ」を選択します。第2プロットに送る項目数や区切り方(位置・値・パーセント値など)は、「データ系列の書式設定」の「系列の分割」や「補助プロットの値」で調整しましょう。件数を指定しない場合は、値の小さい順に3項目が自動で第2プロットへ送られます。
参考:Microsoft サポート「円グラフを分割または展開する」
エクセルでドーナツグラフの作り方

中央に穴の空いたドーナツグラフは、円グラフと同じデータで作れて、中心に合計値やタイトルを置けるのが利点です。「挿入」タブの「円またはドーナツグラフの挿入」から「ドーナツ」を選ぶか、作成済みの円グラフを「グラフの種類の変更」でドーナツに切り替えます。穴の大きさは、系列を選んで「データ系列の書式設定」の「ドーナツの穴の大きさ」で調整できます。
Windows / Macの操作とショートカット
主要な操作はWindowsとMacで共通ですが、キー割り当てが一部異なります。Macの「⌥」はWindowsのAltに相当し、ファンクションキーは設定によって「Fn」との同時押しが必要な場合があります。
| 操作 | Windows | Mac |
| 選択データから既定のグラフを挿入 | Alt + F1 | ⌥(Option)+ F1 |
| 新しいグラフシートにグラフを作成 | F11 | Fn + F11 |
| 選択した要素の書式設定を開く | Ctrl + 1 | ⌘(Command)+ 1 |
| グラフ内の要素を順に選択 | グラフ選択後、方向キー | グラフ選択後、方向キー |
選択したデータからAlt + F1ですぐにグラフを作成できます。
なお、Macでは「グラフのデザイン」タブが「グラフデザイン」と表記されるなど、リボンの名称がわずかに異なる点にも注意しておきましょう。
エクセルの円グラフがうまく作れないときの対処法
つまずきやすいポイントと対処をまとめました。
パーセンテージにならず、数値のまま表示される
データラベルに「値」だけが表示されている状態です。「データラベルの書式設定」で「パーセンテージ」にチェックを入れ、「値」のチェックを外すと割合表示になります。
データラベルが出てこない
グラフが選択されていないと「グラフのデザイン」タブが表示されません。まず円グラフをクリックしてから、「グラフ要素を追加」→「データラベル」を選び直してください。
「0%」と表示される
小さい値が四捨五入されている状態です。前述の「表示形式」で小数点以下の桁数を増やすと表示されます。
項目名(分類名)がずれる・表示されない
表の項目名列と数値列の範囲がずれて選択されている場合に起こりがちです。表を選び直してから作成するか、「データの選択」で軸ラベルの範囲を指定し直しましょう。
円が1色で分かれない/扇形が1つしかない
数値を1セルしか選べていない、または複数列を選んでしまっているケースです。円グラフは1系列が基本なので、項目名列と数値列を1列ずつ選択し直してください。
よくある質問(FAQ)
円グラフはどんなときに使うと良いですか?
全体を100%としたときの構成比を示したいときに向いています。時間による変化を見たいときは折れ線グラフ、項目間の量を比べたいときは棒グラフの方が適しています。
円グラフは何項目までが見やすいですか?
明確な上限はありませんが、扇形が細かくなりすぎると読みにくくなります。項目が多い場合は、小さいものを「その他」にまとめるか、前述の補助円グラフを使うのがおすすめです。
合計が100%にちょうどならないのはなぜですか?
各ラベルが四捨五入されているためで、合計が99%や101%に見えることがあります。小数点以下の桁数を増やすと、内訳と合計の関係が把握しやすくなります。
Googleスプレッドシートでも同じように作れますか?
考え方は同じですが、メニュー構成が異なります。手順はGoogleスプレッドシートでグラフを作る超簡単な方法にまとめています。
まとめ
エクセルの円グラフは、次の流れで作成・調整できます。
- 項目名と数値の表を用意する
- 表を選択し「挿入」→「円グラフ」で作成する
- データラベルからパーセンテージを表示する
- 凡例・タイトル・色分け・並び順を整える
- 必要に応じて切り離し・補助円グラフ・ドーナツグラフを使う
割合が伝わる円グラフは、資料の説得力を高めてくれます。この記事の手順を一度なぞって、自分のデータで試してみてください。
文/Excel研究所




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