「秋のヘッドフォン祭2023」で発見!Austrian Audio、Layfic Tone、FitEar、Final、話題のヘッドホン&イヤホン大集合
2023.11.24Finalが8つの新製品を発表
Finalも新製品と新サービスの発表会をおこなった。私が注目したのはハイエンドモデル「D8000」の弟モデル「D7000」である。耳介の形を考慮して左右非対称のディフューザーを採用、ヘッドバンドとイヤーパッドに予約のみで販売完了したという限定モデル「D8000 Pro Limited Edition」に採用された和紙素材を使う。11月下旬発売予定で価格は35~40万円を予定。
8K SOUNDを提案したハイエンド完全ワイヤレスの後継機「ZE8000 MK2」も登場。S/N比を向上させ小音量再生時の情報量を増やしている。イヤーピースの変更とANCのアルゴリズムの変更により、遮音性能を32%向上させた。最大音量も5dBアップしている。発売は11月17日で直販価格は3万6800円。フラットなバランスでオーケストラの楽器の音色と音場感が楽しめるモデルに仕上げられたという。「ZE8000」用に発表された「自分ダミーヘッドサービス」も5万5000円で11月下旬より受付開始予定だ。
DITAはダイナミック型とBA型のハイブリッドイヤホンの新製品「Project M」を発表。ステンレスモジュールを透明な樹脂でシェルを作るという新構造を採用してデザインもユニークな製品となった。イヤーピースは蓄光タイプが付属する予定。
「D7000」はマットブラックで「D8000 Pro Limited Edition」を思わせる高級感あるデザイン
複雑な形状の専用ディフューザーを採用して没入感の高い音色を追求
「ZE8000 MK2」は進化した8K SOUNDを追求。「ZE8000」は直販価格2万9800円に値下げされ併売する
さまざまな楽器が演奏されるオーケストラに没入できるイヤホンを目指した「ZE8000 MK2」は音楽ジャンルを選ばないフラットな特性が特徴だ
遮音性を高めたシールドフィン付きのイヤーピースが新設計された
DITA CEOのダニー氏(写真右)が来日して製品説明をおこなった。日常使いできる製品を目標にProject M」を開発したそうだ
カスタムIEMにような透明なシェルが特徴、内部が透けて見える
φ9.8mmダイナミック型ドライバーに高域用のBAドライバーを追加したハイブリッド型でリケーブル対応