性別・年代で異なる睡眠の悩み、その原因は“ストレス”が最多に!約3割の人が睡眠のために“規則正しい生活”を実施
次に、睡眠に関する悩みがあるかたずねた。3割以上が挙げたのは「眠りが浅い」37.8%と「疲れが取れない」32.4%。“眠りが浅いから疲れが取れない”ということもありそうだ。性年代別では、30~50代の子育て・働き盛りの世代で睡眠の悩みを訴える人が多いよう。
特に女性は、「疲れが取れない」「朝スッキリ起きられない」「就寝時間が遅くなってしまう」が全体値と比べて高位になるなど、女性は眠りに関する悩みが多いようだ。
片や、男性の20・30代と70代以上では「睡眠の悩みはない」が約3割に。20代と60代以上では全体より低位にとどまる項目が多くなった。
眠りの悩みの原因についてもきいたところ、1位が「ストレス」41.1%となった。男女とも30・40代で半数を超えるなど、50代以下では4割超。これと逆の傾向を示すのが2位の「加齢」で、60代以上が半数超に。
3位の「寝る前にパソコンやスマホを見てしまう」は男女とも40代以下で「ストレス」に次いで2位、特に若年層女性で高値になっている。「仕事上の悩み、心配」は男性50代、女性20代が高値と、男女で年代差があるのは興味深いところ。
8割以上の人が睡眠の悩みを抱えるなか、睡眠のために実施していることについてもたずねたところ最多だったのは、基本中の基本である「規則正しい生活を心がける」28.4%。わかっていても、意識しないと難しいものだ。
2位は「入浴する」24.2%。湯船につかって体温を上げると入眠しやすいこともあり、習慣化している人もいるのではないだろうか。
3・4位は「運動」22.2%、「ストレッチ」21.8%がほぼ同数で並んだが、「運動」は男性、「ストレッチ」は女性のほうが高率に。また、「飲酒する」は男性12.0%と女性より7.8ポイント高く、特に50代以上では1割を超えた。
ランク外では「睡眠導入剤を使う」5.6%、「スマートウォッチなどで睡眠を計測」「睡眠アプリを利用」は各1%程度にとどまった。なお、「特にない」は31.7%と、意外と多い結果に。