★今日のうんちく 〜ゴマ油最強説〜
つい先日、とあるTVで『ゴマ油最強説』という企画をやっていました。これはまさに文字通りであると僕も思います。ごま油という調味料は味の主張がとても強く、ごま油をかける事によってその料理は瞬く間に完成されてしまうという事がよくあります。現に今回作った“ナムル”もそう。味の印象のほとんどが、ごま油なのです。皆さんが今回のレシピを見てナムルを作り、食べた時の感想は決まっています。「あぁ〜、ゴマ油のいい香りがして美味しい〜」となるでしょう。やはり、ゴマ油の威力はすごいのです。
しかし僕は、ゴマ油よりも最強な物があると思っています。それは“カレー粉”です。カレー粉は、オーソドックスなカレーを作る時以外にも、調味料として使われることが多々ありますよね。野菜炒めやお肉の味付け、スープのスパイス、などなど。
確かにカレー粉を調味料として使うと味が決まります。ほぼ確実に美味しくなります。でもこれは、料理のあれこれを知る僕からしたら、これはちょっといただけません。なぜなら、調味料としてカレー粉を使ったその瞬間、その料理はカレーになってしまうからです。せっかく手間隙かけて作った料理に、隠し味などの理由だとしても、少しのカレー粉を入れてしまうことで、全部カレーに持っていかれてしまう。隠し味が隠れない。こんなもったいない事は無いと思うのです。
もちろん僕は、カレーは大好きなのですが、カレーを作るとき以外にカレー粉を使うのは反対です。カレー粉は、最強中の最強の調味料なのですが、威力が強すぎてそれは「諸刃の剣」であると思うのです。
とまぁ、世の中には様々な調味料があると思いますが、僕が提唱する「カレー粉最強すぎる説」、いかがでしょうか。まだまだ他にもありそうですかね。あと僕が思いつくパンチの強い調味料は、「マヨネーズ」あたりでしょうか。皆さんもそれぞれに何かしら、「これが最強だ」と感じる調味料はありますか?
文/ 藤田晋也