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入社4年目社員の本音「この会社に入って本気で地球を救いたいと思うようになりました」パタゴニア・鄭 綾さん

2020.01.15

あなたの知らない若手社員のホンネ~パタゴニア日本支社 ファイナンスファイナンシャルアナリスト鄭 綾さん(35・入社3年目)

前編はこちら

様々な現場で働く若手社員を紹介しているこのシリーズ、若手は同世代の奮闘ぶりを、中間管理職は若手のやる気を知る一助になればという企画である。今回は30代の登場だが、4度目のこの会社への転職はインパクトがあった。意識変革につながったという。

パタゴニア日本支社 ファイナンスファイナンシャルアナリスト鄭 綾(ていあや)さん(35・入社3年目)。

アウトドアのアパレルを主に扱うメーカー、パタゴニアの会社としてのミッションは“私たちは故郷である地球を救うためにビジネスを営む”。“環境問題に警鐘を鳴らす”ことを会社の第一義としている。

30歳をすぎて、パタゴニアに入社した鄭さん、この会社のミッションに深く感化された。社内のセミナー等を通して、環境問題に造詣を深めるのだが、この会社の社員のほとんどはアウトドアスポーツの体験者。インドア派の鄭さんだが、環境問題への意識はアウトドアスポーツをやっていようがやっていまいが、変わらないと思いを抱いていた。

インドア派が目覚める時

まずこの会社に入って自分から環境に負荷をかけないよう、プラスチックカップでコーヒーを飲むことをせず、マイボトル、マイバックを持ち歩くようになりました。

私はアウトドアスポーツを通して、この会社に魅力を感じ入社したのではありません。私はインドア派で、この会社では異質でした。でも家の中でゲームをしていても、環境問題に危機感を持っている人はいるわけで。アウトドアスポーツをやっているかどうかは、環境問題に関係ないんじゃないか。入社した当時は内心、そんな思いを抱いていたのです。

でもある日、同僚にカヤックに連れて行ってもらった時のことでした。カヤックに乗る前にビーチクリーンナップといって、みんなでビーチのゴミ拾いをしたのです。すると想像以上にペットボトルや弁当の空箱、ビニール袋等のプラスチックゴミが多かった。驚きましたね。これが海に流れていくことを想像するとヤバイと。

アウトドアスポーツを通して、間近で大量のプラスチックゴミを目にすると、入社して勉強した環境問題が、肌身に染みて感じられたのです。

これといった趣味がなかった私ですが、この会社に入って日常的にジョキングをするようなりました。レースにも出たんです。パタゴニアがサポートしている斑尾高原トレイルラニンングレースに参加して、50㎞を完走した。ふつうならすごいと感心されても、この会社では“どうってことないよ”という感じです。
私がボランティアで参加した、会社が特別協賛する信越五岳トレイルランニングレースでは、リミットが22時間の110㎞のコース、リミットが33時間の100マイル(160㎞)のコースの二つがあって、うちの社員が10人以上出場します。

昼休みにジョキングをしたり、会社の帰りにボルダリングのジムに通ったり。昨日は仕事が終わって、東戸塚の会社から大船まで、同僚と一緒に約10㎞走りました。メンバーの何人かはそれから鎌倉まで、15㎞以上走ったというんですよ(笑)。

レトロX

他の部署の協力を得て、各部署の今年の目標とそれにかかる費用を集めて編成し、年度予算を調整していく。ファイナンシャルアナリストとしての大まかな仕事は、前職と変わりませんが、最終的に会社の現状を正確に把握するために今どうなっているのか、各部署から上がってくる数字を見ています。

受注が多すぎて供給が追いつかず、その月は売り上げが落ち込むということはあっても、会社の売り上げ自体は落ちていません。

アウトドア業界全体が、盛り上がっていることもありますし、パタゴニアの環境問題に対するメッセージが、支持されていることも、製品が売れている背景にあるのかもしれません。売り上げが伸びている商品は、スポーツウェア系のものや、街で流行っているモコモコしたジャケットです。例えばレトロXという商品は価格が2〜3万円台で、登山用に作られた機能が充実したウェアですが、街歩きのファッションとしても着られています。

売上げが伸びて会社が大きくなれば、社会への発言力は増します。それはいいことですが、ファッションとしてのウェアは、来年は着なくなり処分されてしまうかもしれない。単に、ファッションウェアとしての売れ方は、私たちが望みとは違っていて。

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