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お正月の松飾り、いつからいつまで?覚えておきたい飾る意味と処分する方法

2023.12.30

お正月に松飾りを飾る風習は日本各地にみられます。新年の縁起物ですが、お正月のいつまで飾るのが正しいのかご存じでしょうか。今回は、松飾りを飾る時期や処分方法などを紹介します。気持ちよく新年を迎えるために知っておきましょう。

そもそも松飾りを飾るのはなぜ?

松飾りは、お正月に玄関や門に飾っている松の枝の正月飾りのことをいいます。子どもの頃からなじみのある人も多いのではないでしょうか。

しかし、そもそもお正月に松飾りを飾るのはなぜでしょう。その目的や、なぜ『松』なのかという理由を紹介します。なじみのある風習であっても、改めて学ぶと意外なことが見えてくるかもしれません。

年神様を迎えるため

なぜ松飾りをお正月に玄関や門に飾るかというと、年神(歳神)様の依り代と考えられているためです。つまり、松飾りがある間は『年神様がいらっしゃる』という意味合いを持ちます。

ちなみに、この『年神様』という呼び方は地方によって異なり、『お正月様』や『大年神』、『お歳徳さん』などとさまざまです。

年神様は、『穀物神』と呼ばれ、新しい年に福をもたらし、厄を払い、家族を幸せにすると信じられています。古来、日本では年神様が気持ちよく来訪してくださるように、家を掃除して飾り付けを施してきました。

松を使う理由

松は常緑樹で冬も枯れずに青々としていることから、長寿を願う縁起物とされています。さらに、松は『祀る(まつる)』に発音が似ているので、神様をまつる木としても親しまれてきました。

また昔から神様は木のこずえに宿るとされており、その中でも松は神様の依り代として考えられています。そのため、松飾りだけでなく門松も、玄関や門に飾られるのです。

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松飾りはいつからいつまで飾る?

クリスマスが終わればあっという間にお正月ですが、松飾りはいつからいつまで飾るのが正しいのかご存じですか?

人によっては、クリスマスツリーをしまうのと同時にお正月の飾り付けをする人もいます。気持ちよく新年を迎えようという気持ちが伝わるのですが、実は飾り付けをするのに避けるべき日があるのです。この機会に知っておきましょう。

いつまで飾るのが正解?由来は?地域によって異なる「松飾り」の習慣

松の内以降から

松飾りだけでなく、鏡餅や門松、しめ飾りなどのお正月飾りは、松迎えと呼ばれ、12月13日以降に飾るのが一般的な習わしです。この日から松飾りを玄関や門に飾ってよいとされています。

しかし、時期としてはやや早いと感じる人もいるかもしれませんね。25日のクリスマスツリーを片付けてからお正月の飾り付けをするのも、松迎えを過ぎているので間違いともいいきれません。

とはいえ、飾り付けるには避けるべき日があるといわれるので、その点には留意しましょう。

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避けるべき日がある

お正月の飾り付けをするのに、実は12月29日、30日、31日は避けた方がよいとされています。29日は『苦』を連想させる『9』が入っており、30日、31日は数え方によって『一夜飾り』となるからです。一夜飾りだと、年神様に対して誠意に欠けるとされています。

12月28日までに飾り付けるのが難しいようならせめて31日を避け、30日を選ぶとよいでしょう。そして、気持ちよく新年を迎えてはいかがでしょうか。

松の内が終わるときに片付ける

松飾りや鏡餅、しめ飾りなどのお正月の飾り付けは、松の内の期間が終わるときに片付けます。ちなみに、松の内の期間が終わることを『松の内が明ける』と呼びます。

一般的に1月7日に松の内が終わりますが、地域によって差があるので、次で詳しく確認しましょう。地域の習わしに合わせるがベターです。

松の内はいつまで?地域によって異なる正月飾りの基本マナー

いつまで飾るかは地域によって違う

お正月の飾り付けを片付ける日は、地域によって違います。一般的には、松の内が終わる1月7日までとされていますが、小正月(1月15日)や二十日正月(1月20日)までという地域もあるようです。

1月15日前後に、『どんど焼き』と呼ばれる火祭りが行われます。地方によっては、『左義長(さぎちょう)』とも呼ばれていますが、中心に長い竹を立て、その周りに古いお札や正月飾り、書き初めなどを集めて火をつけて焼き上げるというものです。

このどんど焼きのタイミングで、松飾りやしめ飾りなどを片付ける人も多くなっています。どんど焼きでは、炎や火の粉が高く舞い上がるほど縁起がよいとされており、無病息災を祈願して残り火で焼いた餅を食べる地域もあるようです。

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東京は1月7日

東京では、1月7日まで松飾りを飾る家が多くなっています。一般的に現在の暦では、7日までを松の内と呼ぶので、そのことを意識してのことでしょう。松飾りを取り外す日時は、6日の深夜または7日の早朝というのが、一般的な風習とされます。

また、九州では、7日に『鬼夜』と呼ばれる行事が久留米市の大善寺玉垂宮で行われます。日本三大火祭りのひとつともされているこの行事が意識され、九州では松の内を7日までとすることが多いようです。

大阪は1月15日

大阪では、小正月である1月15日まで、という習わしがあります。それは、どんど焼きが行われるからという理由もあるのですが、松の内は、もともと日本各地で15日までと決められていたことが影響しています。

そのころは、鏡開きも各地で20日に行われていました。松の内は年神様が鏡餅に宿っていらっしゃるので、松の内が終わってから、鏡開きをするというわけです。

しかし、江戸時代の慶安4年4月20日に徳川三代将軍の家光が亡くなり、毎月20日は家光の月命日となりました。そのため、『月命日に鏡開きはよくない』ということで1月20日を避け、鏡開きを1月11日に行うようになったと伝えられています。

とはいえ、1月11日は松の内です。年神様がいらっしゃるときに鏡開きを行うのは失礼だと考え、徳川幕府が『1月7日をもって飾り納め』を指示する通達を出します。

そして、幕府のお膝元である関東では松の内が1月7日までとなり、正確に情報が伝わらなかった関西ではそれまで通りに松の内は1月15日までとなったといわれています。

地域によっては1月20日

岐阜県や石川県、群馬県などの一部では、二十日正月である1月20日まで、お正月飾りを飾る風習があります。

その地域によって、違いがあるので、その土地の風習に従うようにしましょう。

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