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松の内はいつまで?地域によって異なる正月飾りの基本マナー

2020.01.01

正月には『正月飾り』を飾り、新年を祝います。一般的に『松の内』と呼ばれる期間に飾りますが、いつからいつまでのことを指すのでしょうか?地域ごとの松の内の期間の違いや、正月飾りについてのマナーを紹介します。

正月行事のキホンのキ

新年の始まりを祝って行われる正月行事は、1年の中でも重要な行事と位置付けている人も多いでしょう。正月行事の基礎知識や、正月飾りの持つ意味などについて紹介します。

そもそも正月とは

そもそも正月とは「旧暦における1月」の別名ですが、現在では「正月行事を行う期間」を指すのが一般的です。

正月行事は、新年を迎えた際に『年神様(としがみさま)』を迎え入れるために行います。年神様とは新年の神様で、子孫繁栄や五穀豊穣など1年の各家庭の健康や幸運にかかわる存在です。

年神様を気持ちよく迎え入れる準備として、年末に大掃除をしてから門松やしめ飾りを飾って正月を迎えます。

門松、鏡餅、しめ飾りの意味

正月に飾るものとして一般的なのは『門松』『鏡餅』『しめ飾り』です。これらには、それぞれ意味があります。

門松は年神様がやってくるための目印です。松は葉が1年中なくならない常緑樹で、縁起がよいとされています。名前からも神様を『祀(まつ)』るのにふさわしいと考えられて使われるようになりました。

鏡餅は、穀物神でもある年神様へのお供え物です。使われている餅・橙(だいだい)・干し柿を、それぞれ三種の神器である青銅の鏡・勾玉・剣に見立てています。

しめ飾りは厄や災いを払う役割があり、神様が宿る場所の印です。

神社にある『しめ縄』に縁起物を飾ったもので、子孫繁栄の意味が込められた橙や清廉潔白をあらわすウラジロの葉などが使われています。

どこに飾ればよいの?

正月飾りはそれぞれ意味があるため、飾る場所も決められています。

門松は『玄関の外』の両脇に、葉が長く太い『雄松(おまつ)』と短く細い『雌松(めまつ)』と対になるように飾るのが基本です。

このとき、玄関に向かって左が雄松、右が雌松になるようにしましょう。飾る場所がない場合は、左右どちらかに一つだけ飾っても問題ありません。

マンション住まいの場合は玄関の外側は共用部分にあたるため、設置が認められていないところもあるでしょう。

『玄関の内側』に置いたり、松の小枝を使った略式の門松などを飾ったりしてもOKです。しめ飾りは『玄関ドアの上』に飾ります。ドアの側面につけてもよいでしょう。

鏡餅は、メインとなる大きなものを『床の間』に置きます。あわせて、少し小さめのものを神棚や仏壇、それぞれの家族の部屋などに飾るのが一般的です。

松の内はいつまで?期間の違いに注目

松の内とは、正月の門松を飾る期間のことを指します。では、松の内は具体的にいつまでなのでしょうか?地方による期間の違いなどに注目して、紹介します。

昔は全国共通で小正月まで

江戸時代初期までは、松の内の期間は『全国共通で1月15日まで』でした。これは、15日が『小正月(こしょうがつ)』だったゆえです。

大正月で忙しなく働いた女性が休める日として『女正月(おんなしょうがつ)』とも呼ばれる日には、農耕の豊作を願って行われる儀礼があります。

この日まで正月飾りを飾り、20日になると鏡開きをするのが一般的な正月の流れだったといえるでしょう。

しかし、1651年4月20日に徳川家光公が亡くなり、毎月20日が『月命日』となりました。

「月命日に鏡開きというおめでたい行事をするのはよくない」といった理由から、鏡開きの日が11日に変更されます。同時に、松の内の期間も『7日』までずれることになったのです。

現在は地方によって差がある

家光公が亡くなったことで松の内の期間が短くなりましたが、これが全国に浸透したわけではありません。関東を中心とした地域では7日までとなりましたが、関西などでは松の内が『15日』のままの地域があります。

北日本・東日本は7日、西日本は15日が多いですが、東海・中部地方は『7日と15日が混在している』など、松の内の期間は地域によってさまざまです。

九州では、久留米市で開かれる『日本三大火祭』の一つ『鬼夜』や、どんと焼きにあたる『鬼火焚き』の開催にあわせて『一部7日まで』を松の内としている地域があります。

松の内を過ぎたら正月飾りはどうする?

松の内を過ぎたら正月飾りを片付けて、神様を丁寧にお見送りしましょう。片付けた正月飾りは、どうすればよいのでしょうか?正月飾りの処分の仕方を紹介します。

神社に奉納する

正月飾りの処分の仕方として一般的なのが、神社に奉納する方法です。多くの神社では、小正月である1月15日前後にどんど焼きが行われます。

どんど焼きは飾り終わった正月飾りを焼いて、年神様を空へお送りするための行事です。「残り火で団子や餅などを焼いて食べることでその1年健康に過ごせる」という言い伝えもあります。

当日に行けなくても、神社の『古札納め所』などで事前に受け付けてもらえる場合もあるため、近くの神社で確認してみましょう。受付期間も神社によって異なります。

自宅で処分するときはルールに沿って

近くに神社がなかったりタイミングが合わなかったりして持参するのが難しい場合は、自宅で処分する方法もあります。

そのまま捨ててしまうのではなく、感謝を込めて最低限くるんで捨てましょう。大きめのきれいな白紙の中央に正月飾りをのせます。左・右・中央の順で塩を振り、お清めをしてから包みましょう。

あとは、燃えるゴミとして出せばOKです。大きいものは取り扱いを確認するなど、各自治体のルールに従って分別します。

近年のしめ縄の中には、内側の芯の部分が化学繊維でできているものもあります。飾りなども燃えない素材のものは取り外してから捨てましょう。

使い終わったものではありますが、神様のために用意したものです。なるべくほかのゴミとは分けて、ゴミ袋に入れるのがよいでしょう。

文/編集部

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