2.5Lエンジン+2モーターのハイブリッドは、静かでスムーズな走行感覚加速性能が特徴
オンロードの走行性能に関しては、2Lガソリンエンジンは高回転まで回した時の気持ち良さが際立ち、2.5Lエンジン+2モーターのHYBRIDは、出足やクルージング時のモーター走行による一段と静かでスムーズな走行感覚加速性能が魅力となるはずです。
トヨタのHYBRIDゆえに、アクセルをふんだ瞬間に、瞬時にトルクが立ち上がる特性は走りやすさに直結し、クルージング中もねばり強くEV走行を行ってくれる点も見逃せないポイント。もちろん、ドライブモードスイッチによって、強制的にEVモードに入れることも可能です。
新型RAV4のHYBRIDモデルには、例よってAC100V/1500Wコンセントがラゲッジルームに用意され、1500Wまでの家電品を車内外で使えるあたりも、アウトドア派にはたまらない魅力、便利さになると言えるでしょう。景色のいい駐車スペースに止め、コーヒーメーカーや小電力電子レンジを用意すれば、そこが自分たちだけの「どこでもカフェ」になるのですから。
また、次世代予防安全パッケージ、最新の単眼カメラとミリ波レーダーによる「トヨタセーフティセンス」や、Tコネクトナビ装着によるオペレーターサービス、ヘルプネット(エアバッグ連動タイプ)といった、24時間、365日、より安心・安全なドライブが可能になる機能、装備も満載。抜群の走行性能、走破性能と合わせ、まさに鬼に金棒の新型RAV4というわけ。スマホの充電環境もバッチリです。
そんな、本格的にクロスカントリーモデルとしても最新、最強とも言える新型RAV4のHYBRIDモデルですが、ちょっと残念なのは、よりスタイリッシュに見える、ルーフをアッシュグレーメタリックに塗り分けたTWO TONEのボディーカラーがガソリン車のアドベンチャーグレードでしか選べず、このHYBRIDモデルに設定されていないことと、真夏のドライブで、駐車後、灼熱(しゃくねつ)地獄になった車内をいち早く快適にしてくれる前席シートベンチレーション(&シートヒーター)のオプションもまた、アドベンチャーグレードのみの設定なのです。
個人的には、そのどちらも、より多くのグレードに設定してほしいと思わずにいられません。