国内では最大の加盟店数を誇るJCBカード。その中でも、「JCBプラチナ」は、申し込み制のカードでは最高峰のステータスを誇る。
このカードは、年齢や安定収入があることなど、条件さえクリアしていれば誰でも申し込めるが、当然「審査」が通らなければ入手できない。この記事では、JCBプラチナの審査やゴールドからのアップグレードなど、おもにJCBプラチナの入手方法について解説する。
JCBプラチナの審査基準ってどうなってるの?
JCBプラチナは、「25歳以上で、安定継続収入がある(学生を除く)」人なら誰でも申し込みできる。審査基準は公開されていないが、少なくとも申し込むだけなら、この条件を満たしていればOKだ。
JCBプラチナの審査に年収は関係ある?
申し込みおよび公式サイトには、「年収○百万円以上」という条件は設けられていない。とはいえ、年収がまったく見られないことはなく、ほかのブランドのプラチナカードと同様に、400万~500万ぐらいが目安になっているようだ。
JCBプラチナの審査日数はどれくらいかかる?
残念ながら、審査日数についても公開されていない。
カードの発行は申し込み方法にもよるが、最短3営業日で発行、1週間でカードが届く。審査日数も最短なら、その程度と考えておけばいいだろう。
ただし、提出した書類の中身によっては、審査に時間がかかることもある。すべての人が最短となるわけではないことに注意したい。
JCBプラチナの審査ってやっぱり長い?
JCBプラチナはステータスの高いカードであるものの、特別に審査期間が長いことはないようだ。ほかのJCB一般カードやJCBゴールドなどと同じと考えてよいだろう。
【参考】国内での使い勝手が抜群!JCBカード加入時の審査期間、審査基準、おすすめのブランドは?
JCBプラチナの審査難易度はどれくらい?
JCBプラチナを申し込むにあたり、やはり気になるのは審査の難しさだ。やはり高いステータスのカードだけに、簡単には作れないのだろうか?
JCBプラチナの審査は厳しい? 甘い?
まず、申し込み条件を同じプラチナカードの他ブランドと比較してみよう。20歳~30歳のものがほとんどで、JCBプラチナはちょうど中間の25歳であることを考えると、平均的な条件ではないだろうか。なぜなら、年収は年齢と比例しがちなので、年齢条件が高いほど審査に通る年収条件も上がると予想されるからだ。
次に注目したいのが、プラチナカードの条件の移り変わりだ。かつては、そのステータスの高さゆえに「年収1000万円以上・30歳以上」が当たり前とされてきたが、近年になってその条件が「500万円以上・20歳からOK」のように、全体的に緩和されつつある。JCBプラチナも、もちろん例外ではない。以前よりは敷居が低くなっていると言えそうだ。
JCBプラチナは、どんな人が審査落ちする?
真っ先に落とされるのは、過去に支払い事故があるケースだ。クレジットカードの使用履歴、いわゆるクレジットヒストリーに傷があると、プラチナに限らず審査には通りにくくなる。
加えてプラチナの場合、問題になるのが前述の年収だ。条件に「安定継続収入」とあるので、いくら年収があっても、アルバイトや自営業だと通らない可能性もある。
JCBプラチナの審査で否決されてしまったら?
否決理由にもよるが、少し期間を置いてから再度アタックするのも手だ。すでに何枚もカードを持っている場合は、使っていないものを解約するなど、整理することも有効だ。また、JCBカードを1枚も持っていない場合は、JCBの一般カードやゴールドカードで実績を積むのもいいかもしれない。
JCBプラチナが欲しいなら、試してみたいアップグレード
JCBプラチナは、新規申し込みのほかに、JCBゴールドから「アップグレード」で手に入れることもできる。
JCBプラチナへのアップグレードはメールによる招待もある!
すでにJCB一般カードやJCBゴールドを利用しているとき、JCBプラチナへアップグレードするインビテーション(招待)メールが送られてくることもある。自分からアップグレードを申し込まずとも、こういう獲得チャンスもある。
JCBプラチナの獲得チャンスはアップグレードバナーでも通知される
JCBカードをすでに持っている人なら、Webサービスの「MyJCB」はご存じだろうか? こちらでは、手持ちのカードがJCBプラチナへアップグレード可能になると、バナー表示で通知される。クリックすれば、アップグレードの申請が可能だ。
【参考】MyJCB
JCBプラチナへのアップグレード申請はMyJCBが便利
前述のMyJCBからは、インビテーションがなくてもJCBプラチナへのアップグレードの申請ができる。公式サイトではJCBゴールドからのアップグレード案内はJCBゴールド・ザ・プレミアのみ紹介されているが、これは「案内=インビテーション」が送られるという意味で、自分から申請をするならJCBプラチナへのアップグレードも可能だ。
【参考】年会費無料カードを卒業して選びたい「ステータス」クレジットカード10選
JCBプラチナのアップグレード審査は厳しい?
JCBゴールドからのアップグレードを狙う場合、すでにいまのカードを手に入れるときの審査を通過しているうえに、そのカードでの利用実績もある。いきなり新規で申し込むよりは、審査に通りやすいと考えて問題ないだろう。
JCBプラチナへのアップグレードで否決…
アップグレードで否決されるケースは、新規申し込みと同じく、クレジットヒストリーに傷がついているか、年収や利用実績が足りないことが考えられる。時間を置いて再度、申し込んでみよう。
【参考】年会費以上のサービス得られるコスパのいいプラチナカード3選
やっぱりJCBプラチナにアップグレードできない…?
前述のとおりアップグレードのほうが、JCBでの利用実績がある分だけ新規申し込みよりは通りやすい。それでもアップグレードできない場合は、やはり考えられるのは年収条件だろう。
冒頭で触れたとおり、JCBプラチナを獲得した人の声を聴くと、おおよそ400~500万程度の年収が必要になる。「安定的」も条件の1つなので、勤務年数が少ないと「安定していない」と見られるかもしれない。
いずれにせよ、否決理由がJCB側から公開されることはない。どうしてもJCBプラチナが欲しければ、自身の条件を改善したうえで再度、申し込みをしてみよう。
年会費2万5000円でコンシェルジュサービスを始め、レストランやホテルを安く利用できるなどのサービスが充実しているJCBプラチナ。最高峰のステータスを持つカードが欲しいなら、この記事を参考に新規申し込み・アップグレードを駆使して手に入れよう。
※データは2019年7月下旬時点での編集部調べ。
※本記事はカードの利用を推奨する目的はありません。あくまで自己責任・自己判断でご利用下さい。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
文/ねこリセット