「ダンベル何キロ持てる?」
いや、読者諸兄に問いかけたわけではない。これはコミックのタイトルなのだ。
マンガアプリ『マンガワン』で連載中の作品で、7月3日よりアニメもスタートする。
主人公の女子高生とその友達が理想のカラダを目指し、ジムでトレーニング。ギャグパートをはさみつつ、筋トレ解説は至って真面目、男性読者へのサービスカットもかかさないとあって、人気が急上昇中だ。そして出てくるキャラが渋滞を起こすくらいとにかく濃ゆい。でも可愛い。
こう説明しているだけで、とにかく色々詰まっているが、それでもすんなり読め、最後には「あー、なんか筋トレしてみようかな」と思わせてくれる。そんな「見るプロテイン」の原作者、サンドロビッチ・ヤバ子先生に、作品の魅力と、ビジネスマンが手軽にできる簡単筋トレと、肩こり解消法を聞いてきたので紹介しよう。
テレビの前で一緒にトレーニング!
「マンガワン」にて『ケンガンアシュラ』の漫画原作者としてデビュー。現在『ダンベル何キロ持てる?』『ケンガンオメガ』を連載中。
――さっそくですが、「ダンベル何キロ持てる?」の見どころを教えてください
ヤバ子:青年誌ゆえのエロ要素も入っているので、基本は男性向けなんですが、女性読者も結構いらっしゃるんですよ。理由はやっぱり、見ると筋トレを理解できるところじゃないでしょうか。
今、空前のフィットネスブームですよね。僕自身もトレーニー(筋トレ愛好者)で、4~5年くらい前からほぼ毎日、ジムに通っているのですが、老若男女増えたと思います。でも、長く続けられなかったり、間違った器具の使い方をしてケガをしてしまったり、ジムから離れていく人も多い。
「ダンベル何キロ持てる?」では、取材と自身の経験をベースにかなり詳細にトレーニング方法を解説し、どの筋肉を効率よく鍛えるかを紹介しています。楽しく筋トレを学べるマンガです。
また、メインキャラクターが女子高生なので、バストアップ、くびれづくりなど、女性のボディメイクにも直結する話も多いです。ギャグ漫画ですが、「へ~」と思える筋トレ知識が入っている、ここが一番の魅力ですかね。
――なるほど、アニメ化されたことで、より筋トレの動きの解説などは分かりやすくなりそうですね。
ヤバ子:そうですね。動きは本当にパーソナルトレーナーが教えるぐらい、丁寧に描写しています。アニメでは、話の途中に筋トレ講座というパートを挟んでいるので、自宅で行えるトレーニングの場合は、テレビの前で一緒にやってみてほしいです。細かい部分の確認はぜひコミックの方でお願いします!(笑)
――すごい…二段構え。教育テレビ並ですね(笑) でも、やっぱりジムってハードルが高い気がするんですよ。腹周りや健康診断の結果が気になってはいるんですが…
ヤバ子:そうおっしゃる方多いですね。でも、先ほども申し上げた通り、ジムにはボディビルダーみたいなムキムキマッチョばかりがいるわけじゃないです。会社帰りのサラリーマン、お年寄りや女性、学生など様々です。まずは気軽に一歩足を踏み入れてほしいですね。