
Googleマップの「タイムライン機能」を使ったことはあるだろうか? これは簡単にいうと「行動履歴を記録しておく機能」のことで、「あそこへ行ったのは何時だっけ?」とか、「15時には、どこにいただろう?」と、行動を振り返る時にとても便利だ。この記事では、Googleマップをよく使う人でも意外と知らない、タイムライン機能とその使い方について解説する。
【参考】Googleマップの魅力
Googleマップのタイムラインとは?
行動履歴を記録するといっても、Googleマップができるのは、「いつ」「どこに」いたかを記録しておくことだけだ。そういう意味で、行動履歴は「ロケーション履歴」とも呼ばれている。この一連の記録がタイムラインだ。
Googleマップのタイムラインは精度が高い
GPSによる位置情報には誤差はつきものだが、Googleマップのタイムラインは、かなり精度よく記録される。特に車、電車、徒歩といった移動手段の判別は、より正確に行われる。
Googleマップのタイムラインの使い方
タイムラインを使うには、まず初期設定が必要だ。Googleマップを起動して、メニューアイコンをタップする(画像左)。次に、「設定」をタップする(画像右)。
さらに、「個人的なコンテンツ」をタップ(画像左)して、「位置情報サービスがオン」と「ロケーション履歴がオン」となっていることを確認する(画像右)。オフとなっている場合は、タップしてオンにしよう。
上記の設定にしておけば、ロケーション履歴は自動的に記録され、タイムラインとして参照可能になる。メニューアイコンをタップして、「タイムライン」をタップする(画像左)と、直近のタイムラインが表示される(画像右)。過去のタイムラインを表示する場合は、カレンダーアイコンをタップすればいい。
Googleマップのタイムラインから検索はできない?
タイムラインから場所を検索できれば、「前に○○へ行った時は、いつだっけ?」と思い出すのに便利だ。だが、残念ながらそういった機能は実装されていない。現時点では、カレンダーから1日分のタイムラインを選択して確認するしかない。
Googleマップのタイムラインを削除する方法
どこに行ったかが丸わかりのタイムラインは、他人に知られたくない情報の1つだ。特定の日のタイムラインを削除するには、削除したい日付のタイムラインを表示して、その他アイコンをタップ(画像左)。メニューから「1日分を全て削除」をタップすれば、タイムラインを削除できる(画像右)。
また、期間を指定しての削除や、ロケーション履歴の丸ごと削除もできる。「設定」の中から「個人的なコンテンツ」をタップ(画像左)して、「指定機関のロケーション履歴の削除」もしくは「ロケーション履歴をすべて削除」をタップすればいい(画像右)。
GoogleマップのタイムラインはiPhoneでも使えるようになった
このタイムライン機能は、かつてはAndroid版のGoogleマップでしか使えなかった。現在はiPhone版のGoogleマップでもタイムライン機能が提供されている。iPhoneユーザーには嬉しい変更だ。
Googleマップのタイムラインに不具合が生じた時の対処法
とても便利なタイムラインだが、不具合が生じたときはどうすればいいのか? ここからは、状況別の対処法を紹介していこう。
Googleマップのタイムラインが表示されなくなった場合
まずは、インターネットへの接続が問題ないか確認しよう。アプリのバージョンが最新かどうかも重要だ。どちらも問題ない場合は、アプリの再起動や端末の再起動で解消することもある。また、Googleアカウントをいったんサインアウトしてから、サインインすることで解消するケースもある。
Googleマップのタイムラインが記録されない場合
タイムラインが記録されない時は、初期設定に問題がある場合がほとんどだ。「位置情報サービスがオン」と「ロケーション履歴がオン」となっていることを確認しよう。
iPhoneでGoogleマップのタイムラインが記録されない場合
アプリから正しく初期設定していても、何らかの原因で設定が変わってしまうこともある。位置情報サービスの許可の状態を確認しよう。
「設定」アプリを起動して、「プライバシー」へ進み、「位置情報サービス」をタップ(画像左)。位置情報サービスがオンになっていて、「Googleマップ」に対して「常に許可」となっていることを確認しよう(画像右)。「このAppの使用中のみ許可」では、タイムラインが記録されないので注意したい。
Googleマップのタイムラインで「サーバーに接続できません」と表示される場合
インターネットへの接続に問題がなければ、Googleアカウントのサインアウト/サインインを試してみよう。
Googleマップのタイムラインで「訪れた場所はありません」と表示される場合
訪れた場所にある程度滞在しないと、タイムラインに記録されないことがある。設定に問題がなければ、しばらく経てば記録されるので、時間をおいて確認してみよう。
Googleマップのタイムラインのそのほかのエラー
各種対処方法を紹介したが、Googleマップのサーバーに障害やトラブルが発生している可能性もゼロではない。どうしてもうまくいかない場合は、しばらく時間をおいてからアクセスしてみよう。
使いこなせば便利な、Googleマップのタイムライン。訪問した場所や経路が自動で記録されるだけに、データの取り扱いには注意が必要だが、他人に公開されることはないのでセキュリティ的にも安心だ。
こうした情報は、たくさん蓄積すると自身の行動パターンが見えてきたり、あとで振り返ったときに新たな発見があったりするものだ。いわゆる「ライフログ」のひとつとして、Googleマップのタイムラインを活用してみよう。
【参考】仕事の進捗から行動記録、健康管理まで!手軽に使えるライフログアプリ6選
文/ねこリセット
※データは2019年6月上旬時点での編集部調べ。
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