「じっとしていられない性格なんです(笑)。体を動かすのが好きなので、常に動く今の仕事は私に合っていますね」と話すのは、昼夜を問わず、高速道路の安全を守る、高速道路パトロール隊員の太田静香さん。
太田さんは1990年生まれ、宮城県出身。
小学校から大学までずっとバドミントンに打ち込み、全国大会に幾度も出場(ちなみに日本代表ナショナルチームの髙橋礼華選手とは高校の同期で、ハードな練習を一緒に乗り越えてきたそう)。
2017年にNEXCO東日本の関東エリアを担当するネクスコ・パトロール関東に入社した。
女性隊員はNEXCO東日本の関東エリアでは初だそう。
「大学の後輩のお父さんが東北エリアのパトロール隊の隊長でした。お仕事の内容を聞いて、格好いい!と憧れたのがきっかけです。その方に『体力あるし、辛抱強くて面倒見も良いし、パトロール隊員に向いていると思うよ』と言われて志望しました」(太田さん)。
日々の業務では、担当エリアの高速道路をパトロールカーで巡回し、落下物を排除し、道路の異常をチェックする。事故などが起きれば緊急出動し、交通規制や整理も行なう。
「熊や鹿など動物が道路に出てくることもあります。以前、夜に熊が瀕死の状態で見つかり、朝に専門家が到着するまで、途中交代をしながら、熊の近くで交通整理をしたことがあります」(太田さん)。