人生のゴール「悠々自適」を目指すが
ゲームが始まった。まずは、人生のゴールの選択から。筆者は、あまり深く考えず「悠々自適」を選び、そのカードを渡された。
カードの下欄には、ゴールの条件が書かれている―「15枚以上の時間をゲーム終了時に保持」していれば、勝利条件達成だ。そして、以下のとおり他のカードが配られた。
3枚のプロジェクトカードはどれも、お金と時間を消費するものだった。プロジェクトをやればやるほど、時間は目減りしてゆくのだが、これではゴールは達成できない。自分が持っていないほかのカードには、きっと時間がたんまり入るものがあるのだろう…というわけで、そんなカードと交換されることを期待して、一番お金の入る「先進国主導の国際会議運営」を実施した。文字通りの「お金で時間を買う」作戦だ。
プロジェクトの「実施」とは、事務局役の高岩さんにプロジェクトカードとそのコスト(お金や時間)を渡すということ。渡したプロジェクトカードには達成カードが乗せられ、もうこれは実行できないことを示す。代わりに新たなプロジェクトカードを、ランダムに受け取る。これを繰り返して、人生のゴールを目指す。
プロジェクトを実施したら、「事務局」から新たなプロジェクトカードを渡される
カードめぐりが悪いのか、なかなか時間はたまらず、お金ばかりが増えていくという(現実世界でなら嬉しいのに)状況で、前半の12分が終わった。