ビジネス人脈をFacebookで培うコツ
ビジネス人脈をFacebookで持続させ、さらに深めたり、広げたりしていくためにはどんなコツがあるのだろう? 田村さんは次の3点を挙げる。
1.コメントには必ず対応
「自分の投稿に対してもらったコメントやメッセンジャーへのメッセージなどには必ず対応。何らかの形で会話が始まった場合は、自分で止めないようにすることがポイントです」(田村さん)
2.「同意」の意思表示をこまめにする
「他のユーザーの投稿についたコメントに対し、『いいね!』などの反応をこまめにして、同意していることを示すことも大切です。ちょっとしたことですが、その『1いいね!』による同意が相手に意外と強い印象をもたらします」(田村さん)
3.友達申請は何度かのアクション後で
「つながりたいユーザーがいたら、いきなり友達申請するのは避けたほうがいいですね。誰かからの紹介であればいいですが、そうでない場合、相手は何者か分からず警戒します。そのユーザーの公開投稿に何度か『いいね!』やコメント書き込みなどをした後で、友達申請をすれば好印象を与えられるでしょう」(田村さん)
また永友さんは、Facebookでビジネス人脈を培うためのコツとして、次の3つを挙げる。
1.「人脈を作るぞ」ではなく「ご縁をいただく」という姿勢で
「仮にFacebookで知り合いの知り合いが素晴らしい知見、例えば業界情報、専門知識などを持っていることを知った場合でも、いきなりメッセージを送り、そのノウハウを教えてほしいと頼む、いきなり友達申請するといったことはタブー。むしろビジネス人脈を広げるのとは真逆の結果になると思います。お近づきになりたいと思ったら、ご縁をいただくという姿勢で、まずはその人が所属、参加しているコミュニティ、イベント等に参加してみるのが良いと思います」(永友さん)
2.ブログやTwitterなど、他のWeb媒体へのリンクを張っておく
「ビジネス的にご縁がありそうな方に見つけられた場合に備えて、プロフィール欄にブログやTwitterなど、他のWeb媒体へのリンクを張っておくといいと思います。一般的に『自分(自社)にとって有用な人物か』を確認するためには、Facebookだけでなく、さまざまな媒体で“裏取り”をしたいものだと思います。しかしFacebookを『友達限定投稿』している場合、投稿は『知り合いの知り合い』からは見ることができず、機会損失となるため、プロフィール欄に他のWeb媒体へのリンクを張っておくことで、それらの媒体で自分のことを知らせることができます」(永友さん)
3.個人的な「想い」も発信する
「実際のビジネスがそうであるように、いくらすごいノウハウ、技能、人脈がある人でも『姿勢に共感』できなければ、長く友好的で有益な相互関係は築きづらいでしょう。
本来、Facebookは個人と個人が交流するツールです。仕事のことだけでなく、趣味や家族、地域のことなどを発信して『ビジネスパーソンである以前に“どんな人”なのか?』という部分を発信することをおすすめしたいです。もちろん、プライベートなことを無理にさらけ出す必要はありません。素朴に思ったことや、大切にしていることなどを、飾らずにつぶやくことが大切だと思います。人柄に共感した後、結果的にビジネスにつながるご縁を作ることができた、という経験も、私自身、少なくありません」(永友さん)