「サーモン祭りvsマグロ祭り」 男性ではマグロ祭り派、女性ではサーモン祭り派が優勢
回転寿司店では、期間限定のメニューを提供するフェアが行われていることがある。そこで、全回答者(3,000名)に、フェアメニューに関する質問が行われた。
まず、回転寿司店に行った際、『定番メニュー』と『フェアメニュー』のどちらを多く食べるか尋ねる調査が行われたところ、『定番メニュー(計)』は74.8%、『フェアメニュー(計)』は25.2%で、定番メニューを多く食べる人が多数派となった。【図34】
次に、『サーモン祭り』で盛り上がっているお店と、『マグロ祭り』で盛り上がっているお店では、どちらに行きたいか尋ねる調査が行われたところ、『サーモン祭りのほうがいい(計)』は36.0%、『マグロ祭りのほうがいい(計)』は39.5%という結果に。
男女別にみると、男性では『サーモン祭りのほうがいい(計)』が30.5%、『マグロ祭りのほうがいい(計)』が42.7%で、マグロ祭り派が優勢、女性では『サーモン祭りのほうがいい(計)』が41.5%、『マグロ祭りのほうがいい(計)』が36.4%と、サーモン祭り派が優勢だった。【図35】
また、『エビ祭り』で盛り上がっているお店と、『カニ祭り』で盛り上がっているお店では、どちらに行きたいかという質問が行われたところ、『エビ祭りのほうがいい(計)』が41.0%、『カニ祭りのほうがいい(計)』が29.6%となり、エビ祭りを選ぶ人のほうが多い結果となった。【図36】
お寿司で食べたいと思う国産天然魚 1位「マグロ」2位「タイ」3位「ブリ」
回転寿司店の中には、旬の地魚をメニューに取り入れているお店もある。
そこで、全回答者(3,000名)を対象に、お寿司で食べたいと思う国産天然魚を尋ねる調査が行われたところ、「マグロ」(715件)がダントツ1位で、以降、2位「タイ」(231件)、3位「ブリ」(201件)、4位「ノドグロ」(182件)、5位「サケ」(171件)と続いた。マグロが一番人気となっているようだ。
また、産地についてみると、≪マグロの産地≫では「青森県」(384件)、≪タイの産地≫では「兵庫県」(42件)、≪ブリの産地≫では「富山県」(68件)、≪ノドグロ≫の産地では「石川県」(66件)が、それぞれ1位に。青森県の“大間マグロ”や、兵庫県の“明石鯛”、富山の“氷見寒ブリ”などを食べたいと思う人が多いのではないだろうか。【図37】
全回答者(3,000名)を対象に、他県の人に食べに来てほしいと思う、“ご当地寿司”や“ご当地ネタ”があるか尋ねる調査が行われたところ、<ご当地ネタ>では1位「マグロ」(76件)、2位「アナゴ」(53件)、3位「ウナギ」(41件)、<ご当地寿司>では1位「柿の葉寿司」(21件)、2位「鯖寿司」(19件)、3位「鮒寿司」(18件)となった。【図38】
回転寿司店めぐりの旅で行きたいと思う観光地(都市名)を尋ねる調査が行われたところ、1位「金沢」(489件)、2位「函館」(417件)、3位「札幌」(374件)、4位「小樽」(247件)、5位「築地」(151件)となった。
日本海の鮮魚を堪能できる「金沢」に続いて、北海道の3都市が上位にランクインした。【図39】
「回転寿司店で“赤シャリ”を使った寿司を食べたことがある」約3割
寿司のシャリには、普通の酢飯を使った“白シャリ”のほかに、赤酢を使った“赤シャリ”などがある。
そこで全回答者(3,000名)を対象に、回転寿司店で≪赤シャリ(赤酢を使った酢飯)を使った寿司≫を食べたことがあるか尋ねる調査が行われたところ、「食べたことがある」は28.7%、「食べたことはないが、食べてみたいと思う」は45.7%となった。
また、玄米や五穀米は、健康への意識が高い人に人気の食材だ。回転寿司店で≪玄米のシャリを使った寿司≫を食べたことがあるか尋ねる調査が行われたところ、「食べたことがある」は7.0%、「食べたことはないが、食べてみたいと思う」は52.4%となった。
回転寿司店で≪五穀米のシャリを使った寿司≫を食べたことがあるか尋ねる調査が行われたところ、「食べたことがある」は6.6%、「食べたことはないが、食べてみたいと思う」は50.3%となった。【図40】
「外国人観光客と一緒に食事をするなら、回転寿司店を利用したい」半数以上
“寿司”は、外国人によく知られている日本食の一つ。全回答者(3,000名)を対象に、≪外国人観光客と一緒に食事をするとしたら、回転寿司店を利用したい≫かを尋ねる調査が行われたところ、『利用したい(計)』は56.8%になった。【図41】
続いて全回答者(3,000名)を対象に、外国人の観光客に回転寿司店を紹介するとしたら、どのようなお店を紹介したいと思うか尋ねる調査が行われたところ、1位は「新鮮なネタが食べられるお店」(46.6%)、2位は「リーズナブルで庶民的なお店」(35.1%)、3位は「日本的な内装のお店」(31.5%)、4位は「タブレットで注文できるお店」(30.6%)、5位は「英語のできる従業員がいるお店」(25.4%)となった。【図42】
“1人回転寿司”経験率は3割強
全回答者(3,000名)を対象に、どのようなシチュエーションで回転寿司店に行ったことがあるか尋ねる調査が行われた。
その結果、経験率(「行ったことがある」の割合)において、「1人で回転寿司店」では32.8%、「上司や先輩と回転寿司店」では29.5%、「合コンで回転寿司店」では3.0%、「歓送迎会で回転寿司店」では7.9%、「カフェ代わりに回転寿司店」では10.0%となった。
男女別にみると、「1人で回転寿司店」は男性が45.9%、女性が19.8%という結果に。【図43】
次に全回答者(3,000名)を対象に、回転寿司店の食べ放題を利用したことがあるか尋ねる調査が行われたところ、「ある」は11.4%、「ないけれど、利用したい」は50.5%、「ないし、利用したいと思わない」は38.1%だった。【図44】
子どもがいる人(1,358名)を対象に、子ども連れで回転寿司店に行ったことがあるか尋ねる調査が行われたところ、「ある」は89.3%となった。子どもがいる人の大多数が、子どもを連れて回転寿司店に行ったことがあることが明らかに。【図45】
子どもがいる人(1,358名)を対象に、子ども連れで回転寿司店に行く際に、どのようなお店だったらうれしいと思うかを尋ねる調査が行われたところ、1位「テーブル席がある」(48.2%)、2位「子ども用の飲み物が無料で飲める」(43.3%)、3位「子ども用のお皿やスプーン・フォークがある」(43.0%)、4位「タッチパネルで注文できる」(41.8%)、5位「店内が清潔である」(41.5%)となった。
最近では、テーブル席が設けられている回転寿司店が多くなったが、家族で向かい合って座れるためか、テーブル席を好むママ、パパが多いようだ。
また「サイドメニューが充実している(めん類や揚げ物など)」(38.9%)が6位となりました。子どもを連れて行く際には、寿司以外のメニューがあるとありがたいと思う人が多くなっている。【図46】
子どもがいる人(1,358名)を対象に、回転寿司店のサイドメニューの中で、子どもが好きなものを尋ねる調査が行われたところ、1位「ポテトフライ」(38.4%)、2位「アイスクリーム・シャーベット」(32.8%)、3位「ケーキ」(25.3%)、4位「から揚げ」(19.5%)、5位「パフェ」(18.9%)となった。子どもには、揚げ物やスイーツ類の人気が高いようだ。【図47】