カウンターのお寿司はちょっと手が出ない……という庶民のミカタといえば、回転寿司だ。最近では、1皿100円を切るリーズナブルなお店から、品質にこだわりのあるプチ高級店まで、さまざまな業務形態の店舗が運営されている。
今回、そんな日本人にとって親しみ深い回転寿司に関するさまざまなアンケート調査が行われた。
回転寿司店の利用率は77%、回転寿司店利用者の36%が「月に1回以上」利用
全国の15歳~59歳の男女(13,543名)に、どのようにしてお寿司を食べているか尋ねる調査が行われたところ、「回転寿司店で」は76.5%となった。【図1】
【図1】
続いて、回転寿司店を利用する人(10,360名)を対象に、どれくらいの頻度で回転寿司店を利用(テイクアウトは含めない)するか尋ねる調査が行われたところ、回転寿司店を「月に1回以上」利用する人の割合が36.0%、男女別では、男性:36.6%、女性:35.5%、世代別では、10代:35.6%、20代:44.2%、30代:42.0%、40代:32.0%、50代:30.7%となった【図2】。
回転寿司店選びで重視すること 1位「値段が安い」2位「ネタが新鮮」3位「ネタの種類が豊富」
全国の15歳~59歳の男女で、月に1回以上「回転寿司店」を利用する人3,000名(全回答者)を対象に、回転寿司店を選ぶ際に重視していることを尋ねる調査が行われたところ、「値段が安い」(46.0%)が最も高く、次いで、「ネタが新鮮」(41.2%)、「ネタの種類が豊富」(33.9%)、「タッチパネルで注文できる」(31.3%)、「駐車場がある」(29.8%)となった。
ネタの新鮮さや豊富さ以上に、価格を重視するという人が多いようだ。【図3】
回転寿司店には、均一価格で寿司を提供しているお店や、皿によって価格が異なっているお店があるが、どちらを利用している人が多いのだろか。
全回答者(3,000名)を対象に、格安均一価格店(99円均一や100円均一、150円均一などのお店)と、皿によって値段が違うお店(皿の色などにより異なる価格が設定されているお店)のどちらを多く利用しているか尋ねる調査が行われたところ、『格安均一価格店(計)』が68.4%、『皿によって値段が違うお店(計)』が31.6%となった。
リーズナブルなイメージがある格安均一価格店を多く利用している人が、高い割合となった。【図4】
最近は、スマホのアプリなどで事前に時間予約ができるシステムを取り入れる回転寿司店が増えているが、回転寿司店に行くとき、ネットやアプリで順番予約をしてから行くことが多いか、順番予約をせずに行くことが多いか尋ねる調査が行われたところ、『順番予約をしてから行くことが多い(計)』が44.2%、『順番予約をせずに行くことが多い(計)』が55.8%となった。世代別にみると、10代では『順番予約をしてから行くことが多い(計)』(50.3%)が半数となり、予約システムを上手く利用している人が多いようだ。【図5】