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一気にキャッシュレス化が進むアメリカの飲食店、日本で浸透しないのはなぜ?

2019.03.13

アメリカの飲食店ではキャッシュレス化(クレジットカードやデビットカード、あるいはApple PayやGoogle Payなどの電子マネーなど、現金以外のツールで支払いを行うこと)が進んでいます。

スマートフォンで事前に商品注文及び決済ができる「事前決済システム」と合わせて活用することで、店で行列に並ばず、お財布も持たずに、混雑時にサッと商品を受け取ることができます。

今回はキャッシュレス化を進める飲食店の紹介、そしてなぜ日本でキャッシュレス化が浸透しないのかについて考えてみたいと思います。

キャッシュレス化を進める店(1)スターバックス

日本でもお馴染みのスターバックス。

韓国のスターバックスでは、原則現金を受け付けない「キャッシュレス店舗」を数百店舗展開することが発表されるなど、キャッシュレス化を推進しています。

さらにアメリカでは、2015年から「事前決済システム」が導入されており、多くの人がこのシステムを利用しています。日本では未だ導入されていない「事前決済システム」。使い方はとても簡単です。

先ず、好きなドリンクやトッピングを選択します。

注文ボタンを押すと、スイーツなどがレコメンド商品として提示されますが、購入ボタンを押したい欲求を必死に抑えます。

そして、受取店舗を選択し、スターバックスカードやApple Payなどの中から好きな支払い方法を選択して注文ボタンを押します。

これで注文は完了。後は受け取り時間になったらお店に行き、商品を受け取るだけで、列に並ぶことなく商品を受け取ることができます。

さらに、アプリ会員になると、ロイヤリティプログラム「Starbucks Rewards」に参加でき、誕生日に特典があったり、購入金額に応じてフードやドリンクとの交換チケットがもらえたりと、様々な特典が用意されています。

【出典】https://members.starbucks.com/

スターバックスによると、2018年第1四半期にアメリカの直営店で、モバイル決済を利用した人は11%、さらにモバイル会員が享受できるロイヤリティプログラム「Starbucks Rewards」に加入した人数は、前年比11%増の1,420万人上るそうです。

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