「気配り」と「心配り」で社内コミュニケーションがうまくいく理由
よく気配りと心配りをすればコミュニケーションはうまくいくといわれるが、どうしてなのか。高橋さんは社内コミュニケーションにおいて次のように説明する。
「気配り、心配りがあるということは、抜け漏れがないように注意している状態なので、周囲の状況、つまり物事の進捗、環境、人間関係、相手の心情などの変化に気付きやすくなります。そうすると適切なタイミングでのコミュニケーションが取れます。結果として、感じ取った変化が業務に支障をきたす前に、あらゆる状況へ対処しやすくなります。
仕事以外の面でも、人間関係を良好に保つことができ、社内全体の風通しや雰囲気の改善、コミュニケーションの活性化につながります。
また、気配りされた相手のモチベーションが上がるのも良い点です。お互いの心配りの連鎖が起こり、仕事の成果も上がるという、よい循環が生まれます。またこうした職場ではハラスメントが起きにくくなるため、さらに働きやすい環境になっていきます」