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60代男子、厨房に入ってパスタ作りに挑む!

2019.03.03

電子レンジでパスタを茹でるのは厳しい?

 こうして茹で上がったパスタに、お好みのソースをかけて食べる。僕は市販のペペロンチーノをかけたが、スパゲティの茹で上がりぶりは全く問題ない。アルデンテとはいかないが、固すぎず柔らかすぎずで、かつて火で茹でた出来と遜色ないと思う。水の量や加熱時間を研究すれば、アルデンテだって可能だろう。だが、毎度のやけど防止策は厄介だ。電子レンジでパスタを茹でるには限界があると思った。

 その時、ふと閃いた。こういう世の中だからそれなりの値段はしても、相応の機能を備えたより優れた調理器が発売されているのではないだろうか? 「パスタ」「電子レンジ」「調理器」をキーワードに、ショッピングサイトを検索するといくつか出てくる。数百円から1000円代くらいだ。

 送料無料という店もあるが、左右で約30cmはある立体の調理器が送料無料のはずがない。値段に送料が入っていると僕は読む。そこで以前にも書いた、100円の商品でも送料無料のヨドバシカメラのネット店で検索してみた。電化製品だけではなく、日用品や酒類など“なんでも”扱っているイメージが僕にはあり、安い商品ほどヨドバシと他のネット店を比較することにしている。そしてその都度、ヨドバシに軍配が上がる(価格で負けても、他店価格に他店送料をプラスすると勝つ)。

 案の定いくつか取扱商品があり、「プライムパックスタッフ 絶品レンジでパスタ」、参考価格1080円が税込675円、88ポイント付与、送料無料を選んだ。ポイント分安いとして実質600円弱、100円の6倍もする“高級品”だが、1000円の6倍とは訳が違う。この調理器を選んだ決め手は、商品説明“お湯とレンジでチンするだけで高級パスタのような仕上がり”中の、“高級”の2文字だ。なにせ、6倍ですから。

「プライムパックスタッフ 絶品レンジでパスタ」のパッケージ。使い方等、重要なことがいろいろ書かれている。

ネットで見つけた激安調理器

 さて、作ってみる。まず便利なのは、計量器なしで100gを計れるところだ。画像のように、蓋中央の丸い計量穴にパスタを詰めると100g也。パスタ1人前は100gなので、2度やれば2人前も計れる。

フルフルに詰めたパスタ、計量器で計ってみるとちょうど100gだった。

 作る工程は、100円調理器と異なる。こちらは塩不要、水ではなく沸騰したお湯を使い、蓋を閉めて加熱する。蓋はピタッと閉まるが噴出口(=計量穴)とフタ穴が空いているので、熱湯を入れた調理器を電子レンジに入れる際は、水平を意識しないとやはり熱湯がこぼれる恐れはある。ただし、100円調理器の比ではない。僕はこぼさなかったし、酩酊状態でもない限り、今後もこぼさないと思う。

 入れる熱湯の量は、調理器側面の“何人前&パスタの袋記載の茹で時間”目盛りに合わせればいい。ただし透明な容器に引かれた色のついていない目盛りなので、透明な熱湯の水位を見極めるのはかなり難しい(100円調理器にも同様の難点あり)。“何人前&パスタの袋記載の茹で時間”が常に同じなら、該当する目盛りに油性ペンで線を引くという手もあるだろうが。

蓋はピタッと閉まる。

噴出口とフタ穴。

透明容器側面の目盛りは見づらい。

 さすがに価格6倍の“高級調理器”と感心するのが、熱湯はデンプンを含んだ茹で汁となり噴出口から溢れ、フタ穴から調理器内に落ちる。この繰り返しでパスタ表面に澱粉がコーティングされ、もっちりと仕上がるという“美味しい循環”だ。茹で汁は循環しながら、概ね蒸発するので湯切りは不要。そして少々残った茹で汁をパスタと10回以上絡ませるのが、“絶品のコツ!”となる。また加熱時間はパスタの袋記載の茹で時間と同じ(600Wの場合)なので、調理時間は100円調理器より短い。

 計量の簡便さ、やけどの危険性低下、湯切り不要、もっちり仕上げ、より短い調理時間、以上が「絶品レンジでパスタ」の100円調理器に対する優位性だが、価格6倍の価値は十分にあると思う。

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