■連載/カーツさとうの週刊★秘境酒場開拓団
前々回、ベトナム航空で行ってきたベトナムはホーチミンのクラフトビールの話を書いた。
しかし、もちろんのようにベトナムで呑んだ酒はビールだけじゃない。そりゃそうだよ、なにしろとにかくベトナムは酒がなんでも安いのだ!!
今回は、ベトナムのそんな安くて、いやァ〜ウマかった酒事情を書く!!
まぁ日本よりも物価が安い国なんだから、酒が安いのも当たり前なんだけど、ベトナムは安い物価の中でも特に酒が安い!! 激烈に安い。
酒好きには天国みたいな国ですよ、ココ!!
まぁ一番安いのは、前々回でもちょっと触れたけどビール。安い店なら生ビール1杯は日本円にして100円くらい。ちょっとしたレストランでも300円しないからね。ウルトラ高級店だと中瓶一本500円弱するけど、それはまた別の話だ。
しかし、今回はビールじゃない。なにしろ買って呑んだら、一番安いと思ってたビール並に安い酒があったんですよ。
それがベトナムのローカルな酒・米焼酎!!
↑その代表格がこれでございます! 『ウォッカ ハノイ』!
「オマエ、米焼酎とかいってウォッカって書いてあるじゃねェか!」
という御意見もございましょうが、“ウォッカ”っていうのは、ベトナムが社会主義国になってから、ロシア風の言葉がカッコいいって風潮があるんでしょうね。それで付けた商品名みたいなんだけど、原材料は米! 作ってる会社のHPでしっかり調べたけど、間違いなく米! 米の蒸留酒! ようするに日本的にいえば米焼酎!!
ちなみに、この『ウォッカ ハノイ』はビンの大きさでアルコール度数が違ってまして、750mlが39.5%。700mlが33%。500mlと300mlが29.5%。これをだいたい現地の人はストレートで呑む。で、オレも最初、レストランでストレートで呑んだら、本当にスッキリしててうまいワケよ。日本の甲類焼酎みたいな感じだけど、日本の甲類焼酎ってアルコールが20か25%だから、それをさらにハードにしてるワケでして、スッキリしてるのにガツンとくる!! そんなの好きに決まってんじゃん!
でもその時、価格がわからなかったの。棚にボトルが飾ってあってさ、
「なに、アレ呑みたい!」
なんてつって一杯呑んだんだけど、御会計はまとめて出てきたから。それで、どっか街で売ってないかな〜と探したらあっさり売ってた。ホーチミンの泊まってるホテルの前の“いい気分”でお馴染みのコンビニで、普通に売ってた。
その価格が300mlのボトルで52000ベトナムドンだから、約260円!! そりゃ買うよ!
それでホテルで夜中に一人で呑もうと思ったけど、ベトナムは熱い国じゃない? となると、ストレートを小さなショットグラスでクイッと煽るように呑む現地スタイルもいいけど、日本のチューハイみたいに、炭酸あたりで割ってグビグビグビ〜なんてノドを潤す呑み方もしたいじゃないですか?
そしたらいいのが売ってたんだ、また!!