■連載/カーツさとうの週刊★秘境酒場開拓団
オヤジナリティー ★★★
家計貢献度 ★★
エロテイスト ★★★
申し訳ありません、ベトナム航空で行ってきましたベトナムはホーチミン!!
その感涙の全貌はウェブの『@DIME』で順次公開していきますが、いやァ~オレ的になんつってもうれしいのは、酒がとにかく安いんですよ、ベトナムって国は!!
もうそれって、この連載のメインテーマじゃないですか!?
もうこの連載の為にあるような国じゃないですか正式名称“ベトナム社会主義共和国”!!
で、行く前から色々ネットで調べましたよ、呑み屋関係。さすがに日本みたいに繁華街をプラプラ歩いてて、
「オッ! この店よさそう!!」
って入るワケにもいかないしね、滞在期間が限られてる中でネタになりそうな店を見つけなきゃいけないっていう手前。
それで調べてたらホーチミンでは今、クラフトビールが流行ってるっていうの。
オレ、普段はアルコール度数が低いというセコい理由であんまりビールは呑まないんだけど、クラフトビールなら度数も高めなのあるんで、値段はちょっとするけど好きなことは好きなんですよ。
それにこのベトナム取材の話を持ってきてくれたダイム編集部の石崎さんが大のクラフトビールマニアで、世界の変わったビールのボトルをコレクションされてるそうなんですよ。
そうと知ったら、クラフトビールの一本くらいは海外取材の話を振ってくれたお土産といいますか、お礼といいますか、まぁワイロといいますかね、お渡ししなきゃいけないでしょ。しがないフリーライターの立場としたら。
そんなイヤらしい気持ちを込めて、いいクラストビールの店あるかな? って調べてたら、人生で最強に気になる酒場を見つけてしまいました~!!
店名は『ハート オブ ダークネス ブリュワリー』。
なんで気になったかというと、そこのオリジナルのインディアンペールエール(IPA)の名前が『KURTZ 'S INSANE』! カタカナで書くと『カーツズ インセイン』……文脈的に訳せば『カーツの狂気』!!
オレのペンネームが入ってんだよ、そのビールの名前!!
そして、賢明なる読者の皆様ならお気づきでしょう。
『ハート オブ ダークネス』といえば、あのコッポラの傑作ベトナム映画『地獄の黙示録』の翻案になったコンラッドの小説『闇の奥』の原題ですよ。
で、カーツってのは、そこに出てくる登場人物の英語読み(日本での翻訳小説ではクルツ)でして、そのカーツが、映画の『地獄の黙示録』でマーロン・ブランド演じた、あのカーツ大佐のモデル!