イオンでは使えない! クオカードの使い方:日用品購入
スーパーでもクオカードを使えれば便利だが、加盟店はあるのだろうか。残念ながら、イオンなどのスーパーは、現在のところクオカードの加盟店ではない。コンビニ以外でクオカードに対応しているのは書店が多く、日用品を買うことには向いていないのだ。
数少ない例外が、ドラッグストアのマツモトキヨシ。ここなら、日用品も一部、取り扱っているので、クオカードで購入できる。マツキヨが近くにある人なら、試してみてほしい。
専用カードもある! クオカードのガソリンスタンドでの使い方
クオカードは、ガソリンスタンドにも対応している。利用可能な店舗はENEOSの1320店舗と、JA-SSの467店舗だ。このENEOS、JA-SSは、それぞれ専用の「ENEOSプリカ」、「JA-SSプリカ」というクオカードを発行している。
クオカードなので、当然ながらガソリンスタンド以外の全国のクオカード加盟店でも利用できる。クレジットカードと同じく、お釣りがなくなってスピーディーに精算できるので、該当のガソリンスタンドをよく利用する人は導入を検討してみるのもいいだろう。
ただし、ENEOSプリカはJA-SS加盟店では使えず、JA-SSプリカの中でもJA-SS専用プリカはJA-SS以外では使えない。いつもと違うガソリンスタンドを使うときは、お店の種類に注意したい。
余ったらどうなる?クオカード使い方:おつり編
ここで、クオカードの実際の使用例を見ていこう。300円の商品を1000円のクオカードで購入すると、700円分はそのままカードに残り、次回以降の買い物で利用できる。この余りで1000円のものを購入するときは、300円不足するので、その分を別のクオカードか現金で払う必要がある。
このとき、現金で500円玉を出した場合、1000円に対して1200円払うことになるので、200円のお釣りが出る。しかし、500円のクオカードの場合は、現金でお釣りは出ずに、追加した500円のクオカードに、差額の200円分が残るという形になる。つまり、クオカードを使い続ける限り、現金でのお釣りはいっさい出ないというわけだ。
なお、公共料金や通信販売等収納代行サービス、プリペイドカード、切手や印紙、タバコやチケット、その他指定された商品ではクオカードが使えないので覚えおこう。
単にキャッシュレスにするだけなら、なくなったら追加でお金をチャージできる、電子マネーやクレジットカード会社が発行するプリペイドカードのほうが便利だ。しかし、クオカードは使い切りでチャージできないからこそ、使い過ぎを防ぎやすい。「お昼ご飯専用」など特定の目的で子供に持たせたり、「趣味のもの専用」など決めた範囲内の金額で使ったりするといいだろう。用途にあわせて賢く活用していこう。
クオカード(QUOカード)
http://www.quocard.com
取材・文/ねこリセット