モニ2000形2005号車
かつては2000系として旅客列車に就いていたが、終了後は一部が荷物電車に改造。それも終わると、今度は4両が事業用車両として残り、架線観測(観測ドームつきの車両で実施)、入換作業、事故救援などの役割を担う。ちなみに、モニの「モ」は電動車、「ニ」は荷物車を表す。
しかし、老朽化が進んだこと、部品の確保が困難になったことから引退が決定。当初は新6000系を改造する計画をたてていたが、鋼製車体などが影響し、7000系に変更された。
後釜の登場により、2007年3月20日に引退。最後まで残った2005号車が保存された。
12000系登場!!
長い旅路の末、かしわ台車両センターに搬入(相鉄ビジネスサービス提供)。
JR線直通用の12000系が2018年12月18日、横浜市の総合車両製作所を出発。様々なルートを走破した末、12月21日、かしわ台車両センターに搬入された。自走できないので、JR線内はJR貨物のDE10形(ディーゼル機関車)、相鉄線内はモヤ700系に牽引された。
今後、車両の整備、各種検査、試運転などを行ない、2019年春のデビューを目指す。
【取材協力:相模鉄道、相鉄ビジネスサービス】
取材・文/岸田法眼