ED10形11号機
1951年5月に登場した電気機関車。EDの「E」は電気機関車、「D」は動軸が4軸の車両を表す。おもに相模大塚―厚木間、米軍厚木基地専用側線で活躍し、貨物列車や甲種輸送などを担っていた。
その後、モヤ700系の投入に伴い、2007年3月20日に引退。4両中、最後まで残った11号機(トップナンバー車)が保存された。
トフ400形400号車
神中鉄道時代の1928年4月に登場した木造車体の貨車。トフの「ト」は無蓋車(屋根のない貨車)、「フ」は緩急車(車掌室がある車両)を表す。
長年にわたり、貨物列車として活躍していたが、1994年3月2日に引退。最後まで残った400号車(トップナンバー車)が保存された。
6000系6001号車
1961年10月21日にデビューした通勤形電車。相鉄初の4ドア車で、乗降用ドアのカタチも片開きから両開きに変更された。また、空気バネ台車の採用で乗り心地も向上。いわば“現代相鉄車両の原点”といえる車両だ。
当初はブルーとグレーをベースに赤帯を巻いていたが、のちに黄緑をベースに、グリーンとオレンジの帯を巻くカラーリングに変更された。
また、ドアピッチも現役車両と異なっており、乗務員室の背面は簡易的な“展望席”が設けられている。
6001号車は1993年4月26日に廃車されたあと、保存車に選定された。なお、塗装は数年おきに、「新製時」と「引退時」に“衣替え”の模様。