徹底検証!LDACとaptX HDに対応したコスパ最高のBluetoothレシーバー、RADSONE『EarStudio ES100』の実力
2018.12.22■連載/ゴン川野のPC Audio Lab
Introduction
iPhoneからイヤホン端子がなくなって久しい気がするが、左右独立型Bluetoothイヤホンよりも、普段から自分が使っている有線のイヤホンを使いたいという人は多いだろう。私も屋外ではノイズの遮断効果に優れたカスタムイヤモニを使いたい。そんな時に役立つのがBluetoothレシーバーだ。できればAACとaptX HDに対応していて、LDACにも対応しているのがベスト。ハードウエア的には可能なのだが、両方のコーデックに対応しているレシーバーは少ない。ところが『EarStudio ES100』はAAC、aptX、aptX HD、LDACに対応するだけでなく、φ2.5mmバランス接続にも対応、外音取り込み機能があって、通話機能もサポート、重さ20gで連続使用14時間、DACはAKM/AK4375aを2基搭載、デジタルフィルターの切替対応というマニアックな内容で、実売価格約1万5000円とハイコスパなのだ。これは聞いてみたい!
Report
シンプルな紙のパッケージに入った『ES100』が到着、中には日本語版クイックスタートガイドが同梱され、一通りの使い方は理解できる。ファームウエアのバージョンが気になる。LDAC対応はVer.1.3.0以降である。また、最新バージョンは2.0.1なので、これにアップデートしてから気分良く使いたい。
その前に外観をチェックすると、20gと軽量のため樹脂製。フロントはサンドブラスト仕上げのマットブラックに見えるが、半透明で内側のLEDが透けて見える。電源ONでグリーンのサークルが点滅、ペアリング中は点滅が早くなり、接続するとゆっくり点滅、電源OFFで一瞬、色が赤に変わるなど、動作状態が分かるようになっている。スマホ専用アプリからLEDを常時OFFにすることも可能だ。正面右にφ2.5mm端子と電源兼再生/停止ボタン、早送り/巻き戻しボタンが並ぶ。左側にボリュームとφ3.5mm端子がある。下にあるのが充電兼通信用の端子でmicroUSBを採用。ここはUSB-Cの方が良かった。上にはストラップホールがある。
左側には3.5mmステレオミニ端子と音量調節ボタン、マイクがある。
背面全体が大型クリップになっており衿やポケットに装着できる。
頻繁に操作しなければポケットへ、そうでなければ衿に挟んで固定できる。