既卒者は就活に苦戦している人が多数
Q10.現在の就職活動で不安に感じていることはありますか?
既卒で就職活動を希望している483名のうち、「やりたい仕事、自分に向いている仕事が分からない(25.4%)」と回答した人がと一番多い回答となり、次いで「書類の書き方や面接が不安(23.6%)」「経歴のブランクをどう説明するか分からない(17.2%)」という回答結果に。
自己分析系だけでなく、書類や面接に不安を覚えている人が多い傾向にある。既卒者は経歴に空白期間がある人が多いため、そのブランクの説明に戸惑う人も多く、面接に苦手意識があるようだ。Q9-3では面接に苦手意識があったという回答も多かったため、もともと面接が苦手だったひとが既卒になっていることも考えられる。
Q11.現在の就職活動のご状況はいかがですか?
既卒で就職活動を希望している483名のうち、79.2%が苦戦しているという結果に。売り手市場とはいえ、就活に苦戦しているケースが目立つ。これは新卒時に面接が苦手なことから内定を獲得できなかったり、短期離職した理由を相手が納得するように説明できていないためと考えられる。
Q12.現在の就職活動で大切にしていることは何ですか?(3つまで)
既卒で就職活動を希望している483名のうち、「良好な人間関係(12.9%)」「給料(12.8%)」「ワークライフバランス(12.6%)」を重視する人が多い回答結果となった。第二新卒で転職活動を希望している人と同じく、「会社の規模の大きさ、知名度(0.8%)」を重視する人は少なく、仕事よりもプライベートに重きを置いていることがわかる。
「ワークライフバランス」と「休日の多さ」の割合の多さから、プライベートと仕事を分けて考える傾向が強いことが見て取れる。また、「福利厚生」を「手当(お金)」と「働きやすさ」に分解すると、「給料(お金)」と同じくらい「人間関係(働きやすさ)」が求められている点が、興味深い結果となった。
<調査概要>
調査の方法:面談にお越しいただいた際にアンケートを実施
調査の対象:面談にお越しいただいた20代の第二新卒・既卒として就職活動中の男女
有効回答数:814名(既卒483名、第二新卒331名)
調査実施日:2018/03/09~2018/9/26
出典元:株式会社UZUZ
構成/こじへい